GLORY時代のロスマレンの計量
Photo(C)Glory Sports International

 2019年10月26日(土・現地時間)アメリカ・コネチカット州モントビルのモヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator 232』の前日計量が、25日(金・同)に行われた。

 2年7カ月ぶりのMMAマッチ出場が予定されていた元GLORY世界フェザー級王者のキックボクサー、ロビン・ファン・ロスマレン(30=オランダ)が、9.25ポンド(4.2キロ)の大幅計量オーバー。対戦相手のクリス・レンシオーニ(25=アメリカ)が拒否したため、試合は中止となった。

 ロスマレンの最終的な計量結果は記されていないが、試合はフェザー級ワンマッチで組まれており、同階級のリミットは145ポンド(65.77キロ)。タイトルマッチ以外の試合は1ポンド(0.45キロ)までの許容重量が認めらていることから、ロスマレンは154.25ポンド(69.97キロ)の体重であったことが予想され、これは1階級上のライト級リミット155ポンド(70.3キロ)に近いものだ。

 現地の報道では、コミッショナーが管轄組織の「Association of Boxing Commissions and Combative Sports」とともに、ロスマレンに対して今後のフェザー級での試合出場を認めない方向であることを示したとしている。

 今回の事態を受けて、ロスマレンは自身のSNSに謝罪文を投稿。「私のサポーター、Bellator、対戦相手へ、心からお詫びします。私自身とても心を痛めていますが、対戦相手の決断は理解しています。私は15年間以上、プロのファイターとして戦ってきました。そして、ここ3年間はより少ない体重(143ポンド)を一貫して作ってきました。しかし、今回は私の体がこれを拒否しました。

 9時間以上の減量に努め、できることは全て実行しましたが、私の体は応えてくれませんでした。今までに経験が無いことです。これから医師の診断を受け、それに基づきながら次のステップを決めるつもりです。皆様の愛をサポートに感謝します。また戻ってきます」としている。