ハリトーノフ(左)とヴァッセル(右)。
メインイベンターの両雄が計量に臨んだ 
Photos(C)Bellator

 2019年11月15日(金・現地時間)イスラエル・テルアビブのメノーラ・ミヴタキム・アリーナで開催される『Bellator 234』の前日計量が、14日(木・同)に行われた。

 今大会のメインイベントはヘビー級ワンマッチ。セルゲイ・ハリトーノフ(39=ロシア)とリントン・ヴァッセル(36=イギリス)が対戦する。

 計量はヘビー級リミットの265ポンド(120.2キロ)に対し、ハリトーノフが238.6ポンド(108.23キロ)、ヴァッセルが260.2ポンド(118.03キロ)でパス。筋骨隆々のヴァッセルが21.6ポンド(9.8キロ)重い結果となった。

 ハリトーノフはPRIDE、DREAM、K-1など日本を舞台に活躍し、Strikeforce、GLORY、M-1 Challenge、Bellatorなど世界の主要団体にも参戦してきたベテランだ。これまでにMMA(総合格闘技)では、ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)、アリスター・オーフレイム(オランダ)、アンドレイ・アルロフスキー(ロシア)、ロイ・ネルソン(アメリカ)、マット・ミトリオン(同)、キックボクシングではマイティ・モー(アメリカ)やジェロム・レ・バンナ(フランス)といった強豪たちから勝利をあげてきた。

 Bellatorには2017年3月の『Bellator 175』から参戦。初陣こそハビー・アヤラ(アメリカ)に16秒KO負けを喫したが、以降は昨年10月の『Bellator 207』で先述のネルソンに1RKO勝ち、今年8月の『Bellator 225』でミトリオンに2RTKO勝ちするなど好調で、他団体での試合も含めると6勝2ノーコンテストと負けなしだ。通算戦績を29勝(17KO・TKO/10SUB)6敗2ノーコンテストとしている。

 対するヴァッセルは2012年2月にイギリスのUC(Ultimate Challenge)MMAでライトヘビー級王座を獲得した実績の持ち主。Bellatorには2013年11月の『Bellator 107』から参戦し、同階級で2度のタイトルマッチを経験するなどトップ選手として活躍してきた。

 しかし近年は試合頻度も少なめになり、現在は3連敗中。2017年11月の『Bellator 186』で、ライアン・ベイダー(アメリカ)のBellator世界ライトヘビー級王座に挑戦するも2RTKO負け。昨年5月の『Bellator 200』では、元同級王者フィル・デイヴィス(同)に3RKO負け。階級をヘビー級に上げて臨んだ今年3月の『Bellator 218』では、成長株ワレンティン・モルダフスキー(ロシア)に判定負け。通算戦績を18勝(6KO・TKO/8SUB)8敗1ノーコンテストとし、再びヘビー級での出場となる今大会で連敗脱出を目指す。

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