2020年3月13日(金・現地時間)アメリカ・コネチカット州アンカスヴィルのモヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator 241』の前日計量が、12日(木・同)行われた(全選手の結果はページ下部に記載)。
メインイベント(Main Feature Fight)はBellator世界フェザー級タイトルマッチとワールドGP(グランプリ)準々決勝を兼ねた試合。王者パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(32=ブラジル)が、ペドロ・カルバーリョ(24=ポルトガル)の挑戦を受け、4度目の防衛とGP準決勝進出を目指す。
計量は両者共にクリアー。フェイスオフ撮影に移ると、パトリシオが左拳をカルバーリョの顎下までぐっと突き上げる。カルバーリョの顎とパトリシオの拳が触れたところで、スタッフが危険を察知。二人は引き離された。
しかし、撮影が再開されると、スタッフが間近でスタンバイする中、パトリシオはまた左拳を突き出して見せ、今度はカルバーリョと何やら言い合い、ようやくステージを下りる時になってもそれは続いた。火花散る計量となった。
パトリシオは現在、Bellator世界フェザー級王座と同ライト級王座を保持しており、GPにはフェザー級王座防衛戦も兼ねながらの出場だ。昨年9月の『Bellator 228』ではフアン・アーチュレッタ(アメリカ)に判定勝ちを収め、3度目の王座防衛に成功すると共にGP1回戦を突破し、今回の準々決勝へと駒を進めた。
一方、カルバーリョは昨年9月の『Bellator 226』で元UFCのサム・シシリア(アメリカ)に2R一本勝ちを収め、GP準々決勝へと駒を進めている。Bellatorデビュー4連勝で今回の大一番へと臨む。
コ・メインイベント(Co-Main Feature Fight)もフェザー級ワールドGP準々決勝で、ダニエル・ヴァイチェル(35=ドイツ)とエマニュエル・サンチェス(29=アメリカ)が準決勝進出を懸けて対戦する。
こちらも計量は両者共に問題無くパスしたが、その後のフェイスオフからバチバチモードに。顔を近づけての睨み合いから正面を向くように促されると、サンチェスだけはなかなか応じず、ヴァイチェルの方を向いてしばしガンを飛ばし続けた。
両者はこれが3年8カ月ぶりの再戦。初対決は2016年7月の『Bellator 159』で、その時はヴァイチェルが判定2-1のスプリットでサンチェスを下している。
ヴァイチェルは昨年9月の『Bellator 228』でソウル・ロジャーズ(イギリス)に判定勝ち、サンチェスは昨年同月の『Bellator 226』でタイワン・クラクストン(アメリカ)に2R一本勝ちし、それぞれ準々決勝進出を決めた。
過去にタイトルマッチを経験している実力者同士の再戦。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。
なお、今大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客での開催となる。
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<全選手の計量結果>
※タイトルマッチ以外の試合は1ポンドまでの超過が認められている。
Main Feature Fight
▼Bellator世界フェザー級タイトルマッチ&同級ワールドグランプリ:−145ポンド/65.77kg 準々決勝(4) 5分5R
パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル/王者)
⇒145ポンド/65.77kg
vs
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル/挑戦者)
⇒145ポンド/65.77kg
Co-Main Feature Fight
▼Bellatorフェザー級ワールドグランプリ:−145ポンド/65.77kg 準々決勝(3) 5分5R
ダニエル・ヴァイチェル(ドイツ)
⇒144.75ポンド/65.66kg
vs
エマニュエル・サンチェス(アメリカ)
⇒145ポンド/65.77kg
Feature Fight
▼ヘビー級:−265ポンド/120.2kg 5分3R
マット・ミトリオン(アメリカ)
⇒264.5ポンド/119.98kg
vs
ロニー・マークス(ブラジル)
⇒256ポンド/116.12kg
Feature Fight
▼ウェルター級:−170ポンド/77.11kg 5分3R
ポール・デイリー(イングランド)
⇒170.5ポンド/77.34kg
vs
サバ・ホマシ(アメリカ)
⇒170.5ポンド/77.34kg
Feature Fight
▼ライト級:−155ポンド/70.31kg 5分3R
ニック・ニューウェル(アメリカ)
⇒155.25ポンド/70.42kg
vs
ザック・ゼイン(アメリカ)
⇒155ポンド/70.31kg
Feature Fight
▼ミドル級:−185ポンド/83.91kg 5分3R
アナトリー・トコフ(ロシア)
⇒185.5ポンド/84.14kg
vs
ファビオ・アギーア (ブラジル)
⇒185ポンド/83.91kg
Prelim Fight
▼ウェルター級:−170ポンド/77.11kg 5分3R
ホブソン・グレイシーJr.(アメリカ)
⇒170ポンド/77.11kg
vs
ビリー・ゴフ(アメリカ)
⇒169.75ポンド/77kg
Prelim Fight
▼160ポンド(72.57kg)契約 5分3R
ベイビー・スライス(アメリカ)
⇒159ポンド/72.12kg
vs
カヒーム・マリー(アメリカ)
⇒158.25ポンド/71.78kg
Prelim Fight
▼ミドル級:−185ポンド/83.91kg 5分3R
ジョーダン・ニューマン(アメリカ)
⇒185.75ポンド/84.26kg
vs
パット・マクローハン(アメリカ)
⇒185.5ポンド/84.14kg
Prelim Fight
▼ミドル級:−185ポンド/83.91kg 5分3R
ロメロ・コットン(アメリカ)
⇒185.5ポンド/84.14kg
vs
ジャスティン・サムター(アメリカ)
⇒185.75ポンド/84.26kg
Prelim Fight
▼140ポンド(63.5kg)契約 5分3R
マイク・キンベル(アメリカ)
⇒139.5ポンド/63.28kg
試合中止
ケニー・リヴェラ(アメリカ)*
⇒記録無し
※リヴェラが計量に間に合わなかったため、試合は中止に。
Prelim Fight
▼ライト級:−155ポンド/70.31kg 5分3R
キリィズ・モタ(ブラジル)
⇒155ポンド/70.31kg
vs
ネイト・アンドリュース(アメリカ)
⇒155ポンド/70.31kg
Prelim Fight
▼フェザー級:−145ポンド/65.77kg 5分3R
-レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
⇒145ポンド/65.77kg
試合中止
-ドミニク・マッツォッタ(アメリカ)*
⇒149.5ポンド/67.81kg
※マッツォッタが体重超過。試合は中止に。
Prelim Fight
▼女子フェザー級:−145ポンド/65.77kg 5分3R
レスリー・スミス(アメリカ)
⇒146ポンド/66.22kg
vs
ジェシー・ミーレ(アメリカ)
⇒146ポンド/66.22kg
Prelim Fight
▼ウェルター級:−170ポンド/77.11kg 5分3R
アイオン・パスクー(ルーマニア)
⇒170.25ポンド/77.22kg
vs
マーク・レミンガー(アメリカ)*
⇒171.5ポンド/77.79kg
※レミンガーが体重超過。試合は契約体重で行われる。
Prelim Fight
▼ライト級:−155ポンド/70.31kg 5分3R
ブラッドミア・トコフ(ロシア)
⇒155.25ポンド/70.42kg
vs
マーカス・スリン(アメリカ)
⇒155.5ポンド/70.53kg