『UFC』から『Bellator MMA』に活躍の場を移したセルジオ・ペティス。新天地2連勝なるか Photos(C)Bellator MMA

 2020年7月24日(金・現地時間)にアメリカ・コネチカット州アンカスヴィルのモヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator 242』の前日計量が、23日(木・同)に行われた。

 新型コロナウイルスの影響で中断していた『Bellator MMA』の興行活動が今大会から再開。無観客ではあるが、アメリカでの大会開催は5カ月ぶりとなる。

  計量の結果は下部に記載の通り。メインカードのフェザー級ワンマッチで、タイワン・クラクストン(27=アメリカ)と対戦するジェイジェイ・ウィルソン(22=ニュージーランド)が計量をパスできなかったが、その他の選手は計量を問題なくパスしている。

 今大会のメインイベントはバンタム級ワンマッチで、リッキー・バンデハス(28=アメリカ)とセルジオ・ペティス(26=アメリカ)が対戦する。

 ペティスは『UFC』で9勝5敗(0KO・TKO/0SUB)の好戦績を残している実力者。2018年6月の『UFC 225』では、フライ級タイトルコンテンダーのジョセフ・ベナビデス(35=アメリカ)に判定勝ちしたこともある。

 今年1月の『Bellator 238』で新天地初戦に臨み、アルフレッド・カシャキヤン(32=アメリカ)に1R・一本勝ち。今回は半年ぶりの試合で、新天地2連勝を目指す。

 そのペティスに挑むバンデハスは、古巣の『CFFC(Cage Fury Fighting Championships)』でバンタム級暫定王座を獲得し、10勝1敗(3KO・TKO/3SUB)の戦績を残すなど活躍。

強敵ペティスを相手に3連勝を狙うバンデハス

 2018年8月の『Bellator 204』で新天地初戦に臨むと、当時デビュー7連勝中と絶好調だったジェイムス・ギャラガー(23=アイルランド)に1R・KO勝ちし、インパクトと結果を残した。

 その後、ホアン・アーチュレッタ(32=アメリカ)に判定負け、パトリック・ミックス(26=アメリカ)に1R一本負けを喫したが、続く2試合はいずれもKO勝ちで、復活の狼煙を上げている。

 堀口恭司の負傷離脱に伴う王座返上により、王者不在が続いているBellatorのバンタム級戦線。バンデハスvsペティスの一戦には注目だ。

今年1月の試合で連敗脱出を果たしたアーロン・ピコ(左)。今大会ではクリス・ハットリー・Jr.(右)と対戦する

 なお、当初発表されていたプレリム2試合の対戦カードが変更となっている。

 ルディー・シャフロス(アメリカ)との対戦が予定されていたスティーヴ・マウリー(28=アメリカ)については、現地の報道によると、新型コロナウイルスの検査で陽性となったため欠場となった。マウリーに代わってラス・ヒルトン(32=アメリカ)が出場し、シャフロスと対戦する。

 また、マーク・レミンガー(27=アメリカ)との対戦が予定されていたローガン・ストーリー(27=アメリカ)については、負傷のため欠場。ストーリーに代わってジェイク・スミス(アメリカ)が出場し、レミンガーと対戦する。

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<計量結果>

Main Event
▼バンタム級 5分3R
リッキー・バンデハス(アメリカ)
135.4ポンド/61.42kg pass
vs
セルジオ・ペティス(アメリカ)
134.7ポンド/61.1kg pass

※リミット135ポンド(61.24kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。

Co-Main Event
▼ウェルター級 5分3R
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
171ポンド/77.56kg pass
vs
ジョーダン・メイン(カナダ)
170.5ポンド/77.34kg pass

※リミット170ポンド(77.11kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。

Feature Bout
▼フェザー級 5分3R
タイワン・クラクストン(アメリカ)
146ポンド/66.22kg pass
vs
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
147.9ポンド/67.09kg miss

※リミット145ポンド(65.77kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。

Feature Bout
▼フェザー級 5分3R
アーロン・ピコ(アメリカ)
145ポンド/65.77kg pass
vs
クリス・ハットリー・Jr.(アメリカ)
145.6ポンド/66.04kg pass

※リミット145ポンド(65.77kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。

Preliminary Bout
▼ウェルター級 5分3R
ジェイク・スミス(アメリカ)
170.3ポンド/77.25kg pass
vs
マーク・レミンガー(アメリカ)
169.8ポンド/77.02kg pass

※リミット170ポンド(77.11kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。

Preliminary Bout
▼バンタム級 5分3R
ラウフェオン・ストッツ(アメリカ)
135.6ポンド/61.51kg pass
vs
カス・ベル(アメリカ)
135.2ポンド/61.33kg pass

※リミット135ポンド(61.24kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。

Preliminary Bout
▼ヘビー級 5分3R
ルディー・シャフロス(アメリカ)
259.5ポンド/117.71kg pass
vs
ラス・ヒルトン(アメリカ)
247.4ポンド/112.22kg pass

※リミット265ポンド(120.2kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで猶予が認められる。