お決まりの挑発パフォーマンスを終えてご満悦のペイジに対し、なかなか視線を外そうとしなかった安西。火花散る計量となった

 2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『Bellator JAPAN』の前日計量が、28日(土)都内で実施された。計量の結果は下記の通り。

 ユニファイドルールの第1〜6試合がメインカードととなる今大会。メインイベント・第6試合のヘビー級ワンマッチでは、PRIDEレジェンドのエメリヤーエンコ・ヒョードル(43=ロシア)とクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(41=アメリカ)が対戦する。

 計量はヒョードルが109.08kg、ランペイジがヘビー級リミットちょうどの120.2kgでパスし、両差の体重差は10.4kgに。会場の盛り上がりとは対照的に、両者はベテランらしく落ち着き払った様子でフェイスオフまでをこなした。

 またコーメインイベント・第5試合の160ポンド(72.5kg)契約ワンマッチに出場する元Bellator世界ライト級王者マイケル・チャンドラー(33=アメリカ)は72.89kg(160.7ポンド)、対戦相手のシドニー・アウトロー(27=同)は72.98kg(160.9ポンド)を記録。

 ユニファイドルールのワンマッチでは1ポンド(約453g)までの超過が認められているため、両者共にクリアーとなった。

 先にステージに登場したアウトローは多数集まったファンやマスコミ関係者を見て、驚きの表情を浮べてから満面の笑み。一方、Tシャツを脱ぎ捨てさっそうと現れた風格満載のチャンドラーは、気合いの表情と筋骨隆々マッスルポースで歓声に応えた。

 チャンドラーと同じくひときわ大きな声援で迎えられたのは、第4試合の173ポンド(78.47kg)契約ワンマッチに出場する“MVP”ことマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(32=イギリス)。対戦相手は日本から初参戦の“アニマル”こと安西信昌(34)だ。

 先に秤に上がった安西が78.42kg、続いて登場したペイジが78.01kgでパス。ペイジは長い両腕を大きく広げるポーズ、フェイスオフでは安西を見おろす。ペイジの挑発に受けて立つ安西。対抗心を燃やす両者の姿は明日の試合に向けた期待感をさらに高めた。

 第1〜3試合はBellator×RIZIN対抗戦。第1試合にライト級でダロン・クルックシャンク(34=アメリカ)と対戦するゴイチ・ヤマウチ(26=ブラジル)、第3試合にウェルター級で中村K太郎(35)と対戦するロレンズ・ラーキン(33=アメリカ)が、1ポンド猶予も含めた規定体重をパスできず。

 第1試合は157.8ポンド(71.6kg)、第3試合は173.5ポンド(78.7kg)の契約体重で行われることになった。

 第2試合の女子フライ級ワンマッチに臨むイララ・ジョアニ(25=ブラジル)と渡辺華奈(31)はクリアー。ファーがあしらったマントのような独特の衣装を身にまとうジョアニに対し、渡辺は仕上がったバキバキの腹筋をしっかりと見せつけた。

<計量結果> 

Bellator Japan Main Cards

Main Event
第6試合 スーパーファイト
▼ヘビー級 ユニファイドルール 5分3R
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)
⇒109.08kg
vs
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(アメリカ)
⇒120.2kg

Co-Main Event
第5試合 スーパーファイト
▼160ポンド(72.5kg)契約 ユニファイドルール 5分3R
マイケル・チャンドラー(アメリカ)
⇒72.89kg(160.7ポンド)
vs
シドニー・アウトロー(アメリカ)
⇒72.98kg(160.9ポンド)

Main Card
第4試合 スーパーファイト
▼173ポンド(78.5kg)契約 ユニファイドルール 5分3R
マイケル・“ヴェノム”・ペイジ(イギリス)
⇒78.01kg
vs
安西信昌(日本)
⇒78.42kg

Main Card
第3試合 Bellator×RIZIN対抗戦
▼ウェルター級 ユニファイドルール 5分3R 
ロレンズ・ラーキン(アメリカ)
⇒78.69kg ※計量オーバー
vs
中村K太郎(日本)
⇒77.20kg

Main Card
第2試合 Bellator×RIZIN対抗戦
▼女子フライ級 ユニファイドルール 5分3R 
イララ・ジョアニ(ブラジル)
⇒57.10kg
vs
渡辺華奈(日本)
⇒56.60kg

Main Card
第1試合 Bellator×RIZIN対抗戦
▼ライト級 ユニファイドルール 5分3R
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
⇒71.57kg ※計量オーバー
vs
ダロン・クルックシャンク(アメリカ)
⇒70.35kg

Bellator Japan Postlims, Powered by RIZIN

Postlim
第14試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼71.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
矢地祐介(日本)
⇒70.85kg
vs
上迫博仁(日本)
⇒70.95kg

Postlim
第13試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼49.0kg RIZIN女子MMAルール 5分3R ※肘あり
浅倉カンナ(日本)
⇒48.65kg
vs
ジェイミー・ヒンショー(アメリカ)
⇒48.45kg

Postlim
第12試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼53.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
越智晴雄(日本)
⇒52.90kg
vs
ジャレッド・ブルックス(アメリカ)
⇒52.90kg

Postlim
第11試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼68.0kg RIZINキックボクシングルール 3分3R
平本蓮(日本)
⇒67.95kg
vs
芦田崇宏(日本)
⇒68.00kg

Postlim
第10試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼58.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
中村優作(日本)
⇒57.80kg
vs
神龍誠(日本)
⇒57.90kg

Postlim
第9試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼49.0kg RIZIN女子MMAルール 5分3R
アンディ・ウィン(アメリカ)
⇒49.0kg
vs
あい(日本)
⇒49.00kg

Postlim
第8試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼77.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
住村竜市朗 (日本)
⇒77.00kg
vs
ジョン・タック(グアム)
⇒76.40kg

Postlim
第7試合 RIZIN提供スペシャルワンマッチ
▼120kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
シビサイ頌真(日本)
⇒108.90kg
vs
セルゲイ・シュメトフ(ロシア)
⇒102.85kg