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ペイジ・ヴァンザントの次なる戦いの舞台はベアナックル・ボクシングに Instagram「bareknucklefc」より

 アメリカのベアナックル・ボクシング・プロモーション『BKFCBare Knuckle Fighting Championship)』は2020年8月12日(水・現地時間)、人気総合格闘家のペイジ・ヴァンザント(26=アメリカ)と選手契約を結んだことを発表した。

 ヴァンザントは7月の『UFC 251』で、アマンダ・ヒバス(26=ブラジル)に1R・一本負け。この試合で『UFC』との契約が満了となり、フリーエージェントになっていた。

 その後、同じ総合格闘家で夫のオースティン・ヴァンダーフォード(30=アメリカ)が参戦中である『Bellator MMA』が、新天地の有力候補と見られ、同団体代表のスコット・コーカー氏もヴァンザント獲得に意欲を示していたが、交渉はまとまらなかったようだ。

 そのヴァンザントと今回の契約合意に至ったBKFCは、バンテージのみを巻いた素手の拳で殴り合う「ベアナックル・ボクシング」の新興プロモーション。 2018年の設立からこれまでに11大会を開催し、ガブリエル・ゴンザーガ(41=ブラジル)、アルテム・ロボフ(33=ロシア)、ジェイソン・ナイト(28=アメリカ)、ベック・ローリングス(31=同)といった元UFCファイター達も参戦してきた。

 闘技場は円形リング、試合時間は2分5R、バンテージのみを巻いた拳で殴り合うという、このベアナックル・ボクシング。先人もいるとは言え、総合格闘家としてキャリアを積んできたヴァンザントにとっては、未知の競技での新たな挑戦と言える。

 BKFCとの契約について、ヴァンザントは「BKFCの一員になることができ、とてもとても興奮している。急成長を遂げている素晴らしい組織に身を置くことは、私にとってまさに大きな変化。打撃はいつだって私の情熱だったし、BKFCはそれを示すチャンスを私に与えてくれる。私は顔が綺麗なだけじゃない。よりアグレッシブなスポーツに取り組めること、そしてBKFCと共に成長できるこにワクワクしている」と、喜びのコメントを伝えている。

 ヴァンザントは2012年6月に総合格闘家としてプロデビュー。2014年11月のキャリア5戦目を『UFC Fight Night 57』で戦い、そこから今年7月のアマンダ・ヒバス戦に至るまで、5年半以上の時をUFCで過ごしてきた。

 UFCでは女子ストロー級でデビュー3連勝の好スタートを切り、ランキングも7位に上昇。リーボックとスポンサード契約を結び、ナイキとコロンビア・スポーツウェアのモデルを務めるなど、才色兼備の次世代スター候補として一気に注目の的となる。

 そして、さらなる転機となったのが、人気ダンスリアリティ番組『Dancing with the Stars -season 22』への出演だ。この番組は、芸能人やスポーツ選手が男女ペアを組み、社交ダンスの特訓を受けながらダンス勝負で勝ち抜きを決めるというもの。

 ダンス経験があったヴァンザントは決勝まで勝ち残り、見事、2位でシーズンを終え、格闘技ファンにとどまらない、さらなる知名度を獲得することになった。

 そんなヴァンザントとの契約合意について、BKFC代表のデイヴ・フェルドマン氏は「ペイジとの契約はBKFCにとって大きな変革となる。彼女はコンバットスポーツにおいて最も人気のある選手の一人だ。彼女の打撃力があれば、スクエアード・サークル(四角形のキャンバスに円形リングを配置したBKFC特製の闘技場)で戦う、まさに最上級の彼女の姿をファンに見せることができるだろう。我々はペイジとそのマネージャーのマルキ・カワ氏と共に、彼女のキャリアを次なるレベルへと導くべく協働できることに心躍らせている」とコメント。大きな期待を寄せていることがうかがえる。

 なお、ヴァンザントのデビュー戦の日程や対戦相手などは今後決定次第、発表されるとのことだ。また、現地メディアの報道では、BKFCとヴァンザントは4試合の独占契約を結んだとしている。

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