1.31フィリピン・マニラ大会のカードが発表され、日本からは修斗王者・佐藤将光とNJKFエース・MOMOTAROの参戦が決まった Photo(C)ONE Championship

 2020年1月31日(金・現地時間)フィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで開催されるONE Championship『ONE: FIRE & FURY』の対戦カードが発表された。

 日本からの参戦が決まったのは佐藤将光MOMOTARO(本名は小寺耕平)。佐藤はMMAルールでクォン・ウォンイル(韓国)とのバンタム級(65.8kg)ワンマッチ、MOMOTAROはムエタイルールでペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)とのフライ級(61.2kg)ワンマッチに、それぞれ臨む。

 佐藤は34勝16敗3分1ノーコンテスト(18KO・TKO/3SUB)の通算戦績を誇り、これまでにパンクラス、SRC、修斗、ROAD FC、ONEなど、国内外のリング・ケージを経験してきた猛者にしてベテラン。2017年10月の修斗世界バンタム級王座決定戦で石橋佳大から判定勝利を飾り、戴冠を果たしている。

 今年5月のONEデビュー戦では、当時6連勝中だったマーク・アベラルド(オーストラリア)に2RTKO勝ち。2戦目は10月の日本大会で「修斗vsパンクラス」王者対抗戦に臨み、パンクラス・バンタム級王者ハファエル・シウバ(ブラジル)に2RTKO勝ちした(試合レポート・写真はこちら)。修斗での試合も含めると、現在5戦連続KO・TKO勝利中だ。

佐藤と対戦するクォン・ウォンイル

 対戦相手のウォンイルは6勝2敗(4KO・TKO/1SUB)の通算戦績を持つ韓国の新鋭。ONEには今年1月から参戦してすでに5試合を戦っており、3勝2敗(3KO・TKO/0SUB)の結果を残している。

 黒星はいずれも日本人選手に喫したもので、2月の2戦目で今成正和に1R一本負け、4月の4戦目で松嶋こよみに判定負け。それ以外の3試合は全て2分以内でKO・TKO勝ちしており、この強打には注意が必要だ。

 MOMOTAROはこれまでにNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)、WBCムエタイ日本、WBCムエタイ・インターナショナルのフェザー級王座を獲得してきた実力者。

 今年4月のONE2戦目でベテランのルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)に判定負けし、新天地初黒星を喫することとなったが、9月の再起戦でシットンノーイ・ポー・テラクン(タイ)を1R秒殺KOに下している。試合はいずれもムエタイルールだった。

MOMOTAROと対戦するペッダム

 今回対戦するペッダムもムエタイの強豪。今年8月に迎えたONE Super Seriesキックボクシング世界フライ級王座の初防衛戦で、イリアス・エナッシ(オランダ)に3RKO負けしてベルトを失っており、今大会では本職ルールで復活を目指す。

 なお、大会メインイベントはONE MMA世界ストロー級(56.7kg)タイトルマッチに決定。王者ジョシュア・パシオ(タイ)が元王者アレックス・シウバ(ブラジル)の挑戦を受け、2度目の防衛戦に臨む。

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Main Event
▼ONE MMA世界ストロー級タイトルマッチ 5分5R
ジョシュア・パシオ(タイ/王者)
vs
アレックス・シウバ(ブラジル/挑戦者)

▼MMA ライト級 5分3R
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
vs
アハメド・ムシュタバ(パキスタン)

▼MMA フライ級 5分3R
ダニー・キンガッド(フィリピン)
vs
ウェイ・シィエ[Xie Wei](中国)

▼ムエタイ フライ級 3分3R
ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)
vs
MOMOTARO(日本)

▼MMA バンタム級 5分3R
クォン・ウォンイル(韓国)
vs
佐藤将光(日本)

▼ムエタイ 女子アトム級 3分3R
アルマ・ユニク(オーストラリア)
vs
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

▼MMA ストロー級 5分3R
リト・アディワン(フィリピン)
vs
ポンシリ・ミートサティート(タイ)

▼MMA 女子アトム級 5分3R
ジナ・イニオン(フィリピン)
vs
アシャ・ロカ(インド)

▼ムエタイ バンタム級 3分3R
ロートレック・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
クリス・ショー(イギリス)

▼MMA 女子アトム級 5分3R
ジョマリー・トーレス(フィリピン)
vs
ジェニー・ファン(台湾)

※MMAの戦績はSherdogに基づいています。