2.7ジャカルタ『ONE: WARRIOR’S CODE』への参戦が決まった(左から)松嶋こよみ、平田樹、内藤大樹 Photos(C)ONE Championship

 2020年2月7日(金・現地時間)インドネシア・ジャカルタのイストラ・スナヤンで開催される『ONE: WARRIOR’S CODE』に、日本から総合格闘家の松嶋こよみ(27)と平田樹(20)、シュートボクサーの内藤大樹(24)の3選手が出場することが、主催のONE Championship(以下ONE)から発表された。

 松嶋はキム・ジェウォン(32=韓国)、平田はビー・ニューイェン(30=ベトナム、アメリカ)、内藤はサヴァス・マイケル(20=キプロス)と、それぞれ対戦する。

 松嶋は半年ぶりのONE参戦。前回の出場は昨年8月で、自身初となるONE世界フェザー級タイトルマッチに臨んだが、王者マーティン・ニューイェン(ベトナム、オーストラリア)に2RTKO負けとなった。ONEでは3戦目にしてこれが初黒星。今回の試合で再起を図る。

強力なパンチで攻め込むジェウォン

 対戦相手のジェウォンはTOP FCフェザー級王座に就いた実績の持ち主。昨年11月のONEデビュー戦でハファエル・ヌネス(ブラジル)を3RTKOに下すと、試合後に松嶋との試合をアピールしており、それが早くも実現に至っている。松嶋は手強い相手とタフな再起戦を闘うことになった。

 平田は4カ月ぶりのONE参戦。前回の出場は昨年10月の日本大会で、ONEの看板選手であるリカ・イシゲ(タイ)に2R一本勝ちを収めている(試合レポートはこちら)。プロデビュー及びONEデビュー2連勝で今大会に臨む。

 対戦相手のニューイェンはアメリカのKOTC(King of the Cage)で、アンディー・ウィン(アメリカ)とジェイミー・ヒンショー(同)の新旧アトム級王者達に勝利したこともある実力者。ONEには3カ月ぶり3度目の参戦だ。

立ち技の女王スタンプ相手に打ち合いを繰り広げたニューイェン

 前回の出場は昨年11月で、ONE Super Seriesムエタイ&キックボクシング世界女子アトム級王者スタンプ・フェアテックス(タイ)に判定負けしたものの、一歩も引かぬ戦いぶりで白熱の攻防を繰り広げている(試合レポートはこちら)。平田にとっては過去最強の敵だ。

 シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者の実績を持つ内藤は、ONE Super Seriesムエタイのフライ級戦線で現在堂々のデビュー2連勝中。前回の出場は昨年12月で、ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)に判定勝ちしている(試合レポートはこちら)。

 今大会で対戦するマイケルはルンピニースタジアムやラジャダムナンスタジアムで経験を積む新鋭。昨年5月のONEデビュー戦でシントンノーイ・ポー・テラクン(タイ)に判定勝ちしたが、その3カ月後の2戦目でルーシラー・プーケットトップチーム(同)に2Rで負傷TKO負けとなった。

ONEデビュー戦でシントンノーイを破っているマイケル

 また、昨年12月にはルンピニースタジアムでWBCムエタイ世界ライト級王座決定戦を闘い、4RTKO勝ちで新王者に輝いている。新進気鋭の20歳を相手に内藤は勝利なるか。

 なお、大会メインイベントはONE Super Seriesムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ。ペットモラコット·ペッティンディーアカデミー(26=タイ)とジャマール・ユスポフ(ロシア)が初代王座を争う。

 ほかにも、13戦全勝(4KO・TKO/9SUB)の戦績を誇るユーリ・ラピクス(モルドバ)が、元ONE世界フェザー級王者マラット・ガフロフ(35=ロシア)に挑む一戦なども決定。全12カードが現在までに発表されている。

【関連記事】
スタンプがニューイェン下しMMA無敗キープ
平田樹がリカ・イシゲに圧倒一本勝ち
内藤大樹がルイ・ボテーリョに完封勝ち