Bellator×RIZIN対抗戦の大将戦で拳を交えるのは朝倉未来とジョン・マカパだ

 2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』の前日公開計量が、30日(月)都内で行われた。

 計量の結果は下記の通り。全選手がパスしている。

 今大会では29日に同所で開催された『Bellator JAPAN』から引き続き、Bellator×RIZIN対抗戦が2試合組まれている。

 第5試合の61.2kg RIZIN MMA肘ありルールは元谷友貴(30)vsパトリック・ミックス(26=アメリカ)の副将戦、第12試合の66.0kg RIZIN MMA肘ありルールは朝倉未来(27)vsジョン・マカパ(33=ブラジル)の大将戦。

 29日の対抗戦はBellator代表が2勝1敗とリード。RIZIN代表が逆転するためには元谷と朝倉が勝たなければならない。

「ナンバーワン」と叫びながら計量に臨んだ興奮気味のミックスに対し、ポーカーフェイスの元谷は結果がコールされると誇らしげな表情でガッツポーズを決めた。

 元谷は元DEEPフライ級&バンタム級王者。RIZINには2015年から参戦している。昨年大晦日の『RIZIN.14』で元UFCのジャスティン・スコギンズ(アメリカ)に一本勝ちし、DEEPの戦績も含めて5連勝であったが、今年3月に迎えたDEEPバンタム級王座の防衛戦で、ビクター・ヘンリー(同)に判定負けして王座陥落。7月の『RIZIN.17』でも修斗世界フライ級王者・扇久保博正に判定負けし、現在2連敗中だ。通算戦績は23勝7敗1ノーコンテスト(6KO・TKO/9SUB)。

 対するミックスは長らく主戦場としてきたアメリカのKOTC(King of the Cage)でバンタム級王者として活躍。今年6月からBellatorに活躍の場を移してきなりの2連勝。通算戦績は12戦全勝(1KO・TKO/8SUB)と負け知らずだ。

 もう一方の対抗戦の計量では、マカパが胸を叩く動作から拳を突き上げ、結果がコールされると両手のひらを合わせて合掌。朝倉は淡々と計量を済ませ、フェイスオフでは鋭い眼光をマカパに送った。

 朝倉はTHE OUTSIDERの二階級王者として活躍し、韓国のROAD FCを経て昨年8月からRIZINに参戦している。ここまでは元修斗世界フェザー級王者の日沖発とリオン武にTKO勝ち、ルイス・グスタボには判定勝ちでキャリア初黒星を与え、今年7月の『RIZIN.17』では元PXCフェザー級王者・矢地祐介にも判定勝ちと、RIZINで全勝をキープ。通算戦績を12勝1敗(6KO・TKO/1SUB)としている。

 対するマカパはブラジルの様々なプロモーションでキャリアを積んだ後、2014年からBellatorに参戦し、現在までに7勝3敗(1KO・TKO/0SUB)の戦いぶり。一時はA.J. マッキー(アメリカ)をはじめとした上位陣に3連敗を喫したが、そこから2連勝と復活し、今大会に乗り込む。通算戦績は23勝4敗(5KO・TKO/10SUB)となっている。

 RIZIN代表2人はBellatorからの刺客をホームリングで破り、対抗戦でRIZINに勝利をもたらすことができるか。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。

<計量結果>

メインイベント
第15試合
▼RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
朝倉 海(日本)
⇒60.90kg
vs
マネル・ケイプ(アンゴラ)
⇒60.45kg

セミファイナル
第14試合 スペシャルワンマッチ
▼56.0kg RIZINキックボクシング特別ルール 3分3R・延長1R
那須川天心(日本)
⇒55.90kg
vs
江幡 塁(日本)
⇒55.70kg

第13試合
▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ RIZIN女子MMAルール 5分3R ※肘あり
浜崎朱加(日本)
⇒48.85kg
vs
ハム・ソヒ(韓国)
⇒48.90kg

第12試合 RIZIN×Bellator対抗戦
▼66.0kg RIZIN MMAルール  5分3R ※肘あり
朝倉未来(日本/RIZIN)
⇒66.00kg
vs
ジョン・マカパ(ブラジル/Bellator)
⇒65.70kg

第11試合 スペシャルワンマッチ
▼50.8kg RIZIN女子MMAルール 5分3R ※肘あり
リンジー・ヴァンザント(アメリカ)
⇒49.85kg
vs
RENA(日本)
⇒50.65kg

第10試合
▼RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級(71.0kg)トーナメント 決勝 RIZIN MMAトーナメントルール 5分3R
第1試合の勝者
vs
第2試合の勝者

第9試合
▼RIZINライトヘビー級(93.0kg)タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
イリー・プロハースカ(チェコ)
⇒93.00kg
vs
C.B.ダラウェイ(アメリカ)
⇒92.80kg

第8試合 スペシャルワンマッチ
▼93.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
ビタリー・シュメトフ(ロシア)
⇒92.70kg
vs
シモン・ビヨン(カメルーン)
⇒91.60kg

第7試合 スペシャルワンマッチ
▼61.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
石渡伸太郎(日本)
⇒61.00kg
vs
扇久保博正(日本)
⇒60.60kg

第6試合 スペシャルワンマッチ
▼105.0kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
ジェイク・ヒューン(アメリカ)
⇒104.10kg
vs
石井 慧(日本)
⇒103.80kg

第5試合 RIZIN×Bellator対抗戦
▼61.2kg RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
元谷友貴(日本/RIZIN)
⇒61.00kg
vs
パトリック・ミックス(アメリカ/Bellator)
⇒61.15kg

第4試合 スペシャルワンマッチ
▼62.0kg RIZINキックボクシングルール 3分3R
白鳥大珠(日本)
⇒61.80kg
vs
大雅(日本)
⇒61.15kg

第3試合 スペシャルワンマッチ
▼49.0kg RIZIN女子MMAルール 5分3R
山本美憂(日本)
⇒48.80kg
vs
アム・ザ・ロケット(タイ)
⇒47.00kg

第2試合
▼RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級(71.0kg)トーナメント 準決勝 RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
ルイス・グスタボ(ブラジル)
⇒70.65kg
vs
パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)
⇒70.95kg

第1試合
▼RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級(71.0kg)トーナメント 準決勝 RIZIN MMAルール 5分3R ※肘あり
ジョニー・ケース(アメリカ)
⇒70.70kg
vs
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
⇒70.70kg