
2019年12月14日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナで『UFC 245』が開催される。
コーメインイベントのUFC世界フェザー級タイトルマッチでは、王者マックス・ホロウェイ(28=アメリカ)が同級1位アレックス・ヴォルカノフスキー(31=オーストラリア)の挑戦を受け、4度目の防衛戦に臨む。
両選手のコメントがUFCより届いたので掲載したい。
日本人選手の前に立ちはだかってきたことでも知られるボルカノフスキーは、オクタゴン8戦目で初のタイトルマッチ。一方、これまでにコナー・マクレガー(アイルランド)、ジョゼ・アルド(ブラジル)、アンソニー・ペティス(アメリカ)、ダスティン・ポワリエ(アメリカ)など、そうそうたる顔ぶれとしのぎを削ってきたホロウェイは、今大会でオクタゴン22戦目となる。
■アレックス・ヴォルカノフスキー
オーストラリアのAFCフェザー級王座、グアムのPXCフェザー級王座に就いた実績の持ち主。PXC王座は矢地祐介に4R一本勝ちして掴んだもので、ほかにもUFCデビュー戦で粕谷優介に2RTKO勝ち、2戦目で廣田瑞人に判定勝ちするなど、日本人選手の前にも立ちはだかってきた。
前戦は今年5月の『UFC 237』でジョゼ・アルド(ブラジル)に判定勝ち。UFC戦績を7戦全勝(3KO・TKO/0SUB)、通算戦績を20勝1敗(11KO・TKO/3SUB)とし、いよいよ世界最高峰の舞台で初のタイトルマッチを戦う。
Q. ジョゼ・アルドについて
ヴォルカノフスキー「アルドもただの対戦相手の1人だった。勝った後でじわじわと現実がやってきて、歴史に名を残すような相手を倒したんだと実感できた」
Q. フェザー級戦線について
ヴォルカノフスキー「俺はフェザー級の連中を相手にするには強くなり過ぎた。上の階級に行くのもいいな」
Q. 試合の流れについて
ヴォルカノフスキー「俺は仕事をやり遂げてみせる。彼(ホロウェイ)が得意としているあれこれは俺に通用しない。レスリングや強さ、パワーといった基本はすごく大事だ。でも俺は自分の高いファイトIQと計算されたスタイルが全てをまとめると信じている。マックスと未来の対戦相手たちにとってそれは試練だ」
Q. 家族のための戦い
ヴォルカノフスキー「この試合はすごく重要だ。俺の家族にとって未来の成功を意味するんだからな。俺にとって家族は全てだ。そのために仕事をしている。彼らのためにベルトを取る」
■マックス・ホロウェイ
2017年6の『UFC 212』で暫定王者としてUFC世界フェザー級王座統一戦に臨み、当時の正規王者ジョゼ・アルド(ブラジル)に3RTKO勝ち。その後はアルドを再度の3RTKO、ブライアン・オルテガ(アメリカ)を4RTKO、フランキー・エドガー(同)を判定で下し、今年7月までに3度の防衛に成功している。
またこの間、4月の『UFC 236』では一階級上のUFC世界ライト級王座決定戦で、ダスティン・ポワリエ(アメリカ)と7年ぶりに拳を交え、激闘を繰り広げるも判定負け。連勝は「13」でストップとなっている。UFC戦績は17勝4敗(9KO・TKO/2SUB)、通算戦績は21勝4敗(10KO・TKO/2SUB)。
Q. ジョゼ・アルドについて
ホロウェイ「彼(ヴォルカノフスキー)は『UFC 237』でアルドに勝ったんだね。判定勝ちか。良かったじゃないか。おかげでナンバーワン・コンテンダーとなり、土曜日に俺とオクタゴンで向き合うことになったんだから」
Q. フェザー級戦線について
ホロウェイ「ここは総合格闘技の世界だ。2週間ごとに新顔がやってくる。俺はここにいる。ここに居続ける。誰と対戦させようと、戦ってやるさ」
Q. 試合の流れについて
ホロウェイ「アレックスから質問をたくさん投げ掛けられているから、早く答えたくてたまらない。どきどき、そわそわしている」
Q. 家族のための戦い
ホロウェイ「ここに今、俺の息子が来ている。経験をさせているんだ。この生活がいつ終わるのか、俺達には分からない。人生経験だよ。浮き沈みもあれば、いい時も悪い時もある。息子はまだ7歳だ。俺がUFCの契約を手に入れたその日に産まれた。文字通り、この人生に生まれ落ちてきたと言える」
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