アンダーソンのガードの間を突くペットモラコット Photos(C)ONE Championship

 2020年9月18日(金)、タイ・バンコクで事前収録されていた『ONE: A NEW BREED III』が配信されました。以下、試合レポート・結果です。

Main Event
▼ONEムエタイ フェザー級(70.3kg)タイトルマッチ 3分5R
〇ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(26=タイ)
TKO 3R 2分57秒
×マグネス・アンダーソン(26=スウェーデン)
※ペットモラコットが2度目の防衛に成功。

ペットモラコットの強烈な左ミドル

 ペットモラコットは今年7月にヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(35=タイ)の挑戦を判定2-0で退け、ONEムエタイ・フェザー級王座の初防衛に成功。今大会ではONE初参戦のアンダーソンを迎え、2度目の防衛戦を戦った。

 1R、前手で触り合う展開からオーソドックスのアンダソンが右ミドルと右インロー、サウスポーのペットモラコットが左ミドルと左ハイ。距離が縮まれば、ペットモラコットが左ストレートと左の縦肘も当てにいく。

 2R、ペットモラコットは序盤に左ミドルを蹴ったところでアンダーソンの右フックを被弾するが、すぐに右ジャブの連打から勢い良く左ストレートを返して攻勢に。ペットモラコットは左の縦肘とボディフックも混ぜ、クリンチからの膝蹴りも突き刺す。

 3R、ペットモラコットはアンダーソンの右ミドル連打をブロックすると、すぐに右ジャブをテンポ良く返して左ストレートと左ミドル。アンダーソンは右ミドルと右インローを返すが、たびたびペットモラコットにロープを背負わされ、終盤には左ストレートを被弾してダウンする。

 再開から間もなく、ペットモラコットの左ストレート追撃にアンダーソンが顔を覆ったところでレフェリーストップ。ペットモラコットがTKO勝ちで2度目の防衛成功となった。


Co-Main Event
▼キックボクシング バンタム級(65.8kg) 3分3R
○カピタン・ペッティンディーアカデミー(26=タイ)
KO 1R 6秒
×ペッタノン・ペットファーガス(34=タイ)

開始直後のパンチで仕留めたカピタン(左)

 ルンピニースタジアムのスーパーウェルター級王座に就いたカピタンと、中国の武林風で67kg世界トーナメントを制したペッタノンが、ONEに初参戦。キックボクシングルールで激突した。

 試合は開始早々に決着。グローブタッチ後間もなく、カピタンが左ジャブから渾身の右ストレートを炸裂させ、ペッタノンをマットに大の字とした。試合時間はわずか6秒。カピタンが鮮烈KOでONEデビュー戦を飾った。


▼総合格闘技 アトム級(52.2kg) 5分3R
○スニーサ・スリセン(タイ)
判定3-0
×リカ・イシゲ(タイ)

▼ムエタイ バンタム級(65.8kg) 3分3R
×ヨドパノンムラン・ジットムアンノン(タイ)
判定0-3
○フィリップ・ロボ(ブラジル)

▼ムエタイ フェザー級(70.3kg) 3分3R
×バンプリーノーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ)
KO 2R 7秒
○ユーリック・ダフティアン(アルメニア、ロシア)