RIZINのライトヘビー級王者として活躍したプロハースカが、UFCデビュー戦でランカー相手にKO勝ちを飾った

 2020年7月12日(日・現地時間)、『UFC 251』がアラブ首長国連邦・アブダビのUFCファイトアイランドで開催されました。以下、試合レポート・結果です。

Prelims
▼ライトヘビー級 5分3R
×ヴォルカン・オーズデミア(30=スイス/同級7位)
KO 2R 49秒
○イリー・プロハースカ(27=チェコ)

 RIZINライトヘビー級王者として活躍したプロハースカが、いよいよ迎えたUFCデビュー戦。対戦相手のオーズデミアは、UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチを経験しており、現在はランキング7位で2連勝中だ。プロハースカは初陣ながらいきなり強敵とのマッチアップとなった。

 共に試合出場は昨年12月以来、約半年ぶりだ。

 1R、オーソドックスのオーズデミアは積極的に前に出て、左ジャブからの右ストレート、左ジャブからの右ローなどを当てにいく。プロハースカは膝と上体を動かしたり、オーソドックスからサウスポーへのスイッチを混ぜたりしながら、変則的な動きでオーズデミアの攻撃をかわしにかかる。

 オーズデミアの動きが一瞬止まった場面では、プロハースカがすかさず左ショートアッパーを打ち、続けてコンパクトに右フックと左アッパーのコンボも追加。さらにプロハースカは背筋を真っすぐに伸ばし、左手を前に掲げる構えから右ボディストレートを振るうと、自らの胸を叩いて闘志をアピールする。

 しかし、2分が経過したところで、オーズデミアの伸びのある右ストレートがヒットし、プロハースカの腰が一瞬落ちる。プロハースカはすぐにケージ際を大きく動き回り、オーズデミアの追撃をまぬがれると、再び鋭い単発の左ストレート、左右フックの連打などを返し始めるが、たびたび左フックのカウンターを被弾し、ケージ際に下がる展開も。

 2R、構えて相手の出方をうかがう両者。プロハースカは左インローを蹴ると、しばしテンポを取って今度は左ハイ。これがオーズデミアの側頭部をとらえる。パンチで応戦しようとするオーズデミアに対し、プロハースカはクリンチの構えを見せながらケージ際まで追い込むと、左ジャブから右フック一閃。オーズデミアはマットに倒れ込み、そのまま動かなくなった。

 プロハースカがUFCデビュー戦で強豪オーズデミア相手にインパクト大のKO勝利。最高のスタートを切ったプロハースカは、「素晴らしい気持ちだが、自分のパフォーマンスは散々だった。パンチを喰らい過ぎたよ。レスリングの展開がもっと多くなると思っていた。(今後の目標は?)もちろん早くタイトルに辿り着きたい。自分のミッションはタイトルを獲ることだ。でも、改善しなければならないところもまだまだある」と、勝利者インタビューで語った。


Main Event
▼ウェルター級タイトルマッチ 5分5R
○カマル・ウスマン(33=ナイジェリア/王者)
判定3-0 ※50-45、50-45、49-46
×ホルヘ・マスヴィダル(35=アメリカ/同級3位/挑戦者)
※ウスマンが2度目の王座防衛に成功。

 メインイベントでは、UFC世界ウェルター級王者ウスマンが同級3位マスヴィダルの挑戦を受け、2度目の王座防衛戦に臨んだ。

 このタイトルマッチでは当初、同級1位ギルバート・バーンズ(ブラジル)を挑戦者として迎えることになっていたが、同選手のコロナウイルス感染が明らかとなったため、マスヴィダルが代役としてウスマンの王座に挑むことになった(発表は7月6日)。

 ウスマンは昨年3月の『UFC 235』で、当時、難攻不落と見られていたタイロン・ウッドリー(アメリカ)に判定3-0で勝利し、王座を奪取。同年12月の『UFC 245』では、コルビー・コヴィントン(同)の挑戦を5R・TKOで退け、初防衛に成功している。UFCでは11戦全勝(2KO・TKO/1SUB)と未だ無敗だ。

 対するマスヴィダルはストリートで腕を鳴らした過去を持つなど悪童キャラの人気ベテラン選手。日本とも縁があり、2008年から2010年にかけては戦極などに参戦していた。2013年からはUFCに参戦し、12勝6敗(6KO・TKO/1SUB)の戦績をあげ、今回はオクタゴン19戦目にして初のタイトルマッチとなる。

 現在3連勝中でいずれもKO・TKO勝ち。特に直近2試合は、大きなインパクトを残す戦いぶりだった。

 昨年7月の『UFC 239』で、元ONE・元Bellator MMA世界ウェルター級王者ベン・アスクレン(アメリカ)を相手に、1Rわずか5秒でKO勝ち。続けて同年11月の『UFC 244』では、ネイト・ディアス(同)とBMF(Baddest Motherf**ker=最高のイカした野郎、最高の愚か者などの意)の称号を懸けて激突し、ドクターストップに追い込むかたちで3R・TKO勝利を飾っている(試合レポートはこちら)。

 試合はグローブタッチ無しで開戦した。

 1R、サウスポーのマスヴィダルはいきなり左ミドルを蹴りまくると、少し間を空けて今度は左インロー。ウスマンはこれを逃さず、すぐに蹴り足をキャッチしてテイクダウンする。ほどなく立ち上がるマスヴィダル。しかし、その後もウスマンがテイクダウンを狙い、マスヴィダルをケージに押し込む状態が続く。ウスマンは組みつきながら右ボディアッパーで削ることも忘れない。

 2R、ウスマンが左フックのフェイントからタックルを仕掛け、さらに投げからテイクダウンを狙うが、マスヴィダルの腰が強い。だが、マスヴィダルも体力を消耗してきた様子。ウスマンは組みついたまま、マスヴィダルの顔に肩パンチ、腹には左右ボディアッパー、足には踏みつけを見舞っていく。

 3R、荒々しく組みつこうとするウスマンに対し、マスヴィダルはケージ際で捌きながら笑みを浮べたり舌を出したりする。ウスマンの左ボディアッパーがマスヴィダルの下腹部に入ったか、レフェリーがいったんブレイクを指示。試合が再開されると、残り時間1分に近づいたところでついにウスマンがテイクダウンに成功し、上をキープしながら拳と肘を落とした。

 4R、ウスマンは強烈な右ミドルを当てるとすぐにタックル。マスヴィダルは再びケージを背負った状態が続く。ウスマンはいったん離れてもすぐにタックルを仕掛け、マスヴィダルの動きを封じていく。両者の間に一瞬スペースが生じれば、マスヴィダルがフラストレーションを爆発させたかのようにパンチを連打。ウスマンはクリーンヒットを許さず、自らの戦い方を徹底する。

 5R、パンチの交換からウスマンがすぐにタックル。マスヴィダルは序盤にテイクダウンを許し、ウスマンに抑え込まれる苦しい展開に。残り時間1分を過ぎたところでようやく立ち上がったマスヴィダルは左フック、左ミドル、飛び膝蹴りなどで懸命に繰り出したが、ウスマンをとらえることはできず。

 王者ウスマンがマスヴィダルを完封し、判定3-0で2度目の王座防衛を果たした。


Co-Main Event
▼フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○アレックス・ヴォルカノフスキー(31=オーストラリア/王者)
判定2-1 ※47-48、48-47、48-47
×マックス・ホロウェイ(28=アメリカ/同級1位/挑戦者)
※ヴォルカノフスキーが初防衛に成功。

 コーメインイベントのUFC世界フェザー級タイトルマッチでは、王者ヴォルカノフスキーが同級1位ホロウェイの挑戦を受け、初防衛戦に臨んだ。

 両者は昨年12月の『UFC 245』で、今回とは逆の立場で一度対戦しており、その時はヴォルカノフスキーが判定3-0で勝利し、ベルトを奪取。ホロウェイは4度目の防衛に失敗し、王座を明け渡すことtになった。今回は約半年を経てのダイレクトリターンマッチだ。

 1R、構えは両者共にオーソドックス。相手の踏み込みに対し、ヴォルカノフスキーが右フック、ホロウェイが右アッパーをそれぞれ合わせにいく。ヴォルカノフスキーの右カーフキックも鋭い。ホロウェイの右ストレート
終了間際にホロウェイが左拳のフェイントから右ハイをヒットさせ、ヴォルカノフスキーの片膝をマットに着かせた。

 2R、ケージ際を移動するヴォルカノフスキーに対し、ホロウェイは左インローと前蹴りを入れながら迫り、パンチの射程距離に入れば一気に連打をまとめる。ヴォルカノフスキーがたまらず拳を返してくれば、ホロウェイは右アッパー、打ち下ろしの左ストレート、膝蹴りなどでカウンターも狙う。終盤には再びホロウェイの右ハイがヴォルカノフスキーの顔面をかすめ、左右フックで片膝を着かせる。

 3R、飛び膝蹴りを喰らうなど劣勢が続くヴォルカノフスキーは、2分半が経過したところで組みつくが、ほどなくホロウェイに引き剥がされてしまう。ホロウェイはステップのフェイントから左ハイ、左フックから右ハイなど。終盤にやや持ち直した様子のヴォルカノフスキーは左ジャブの連打を突き、右フックや右カーフキックへと繋げる。

 4R、ヴォルカノフスキーの左ジャブがヒット。ホロウェイはすかさずパンチのコンビネーションで迎え撃つが、ヴォルカノフスキーの出入りが良く、当てることはできない。ホロウェイの後ろ回し蹴りはヴォルカノフスキーがガード。ヴォルカノフスキーはパンチから左右ローに繋げる攻撃も出始め、2分が経過したところでようやく組みついてのテイクダウンにも成功する。

 5R、パンチの打ち合いの中を左右ハイで狙うホロウェイ。ヴォルカノフスキーが左フックと右ストレートをカウンターで当てれば、ホロウェイも左アッパーと右ショートを返す。ヴォルカノフスキーは中盤と終盤にテイクダウンを決め、ホロウェイを抑え込むことこそできなかったが、巻き返しを印象づけた。

 結果は判定2-1のスプリットで王者に軍配。前半はホロウェイに決定機を許したヴォルカノフスキーだったが、フットワークを駆使しながらのパンチとテイクダウンで巻き返し、苦しみながらも再戦を制して初防衛成功となった。


Main Card
▼バンタム級王座決定戦 5分5R
○ピョートル・ヤン(27=ロシア/同級3位)
TKO 5R 3分24秒
×ジョゼ・アルド(33=ブラジル/同級6位)
※ヤンが新王座に就く。

 ヘンリー・セフード(アメリカ)の引退に伴う王座返上により、空位となったバンタム級王座を懸け、同級3位ヤンと同級6位で元UFC世界フェザー級王者のアルドが争う。

 ヤンはロシアのACB(Absolute Championship Berkut)の元バンタム級王者。2018年6月の『UFC Fight Night 132』でUFCデビューを果たすと、石原夜叉坊を1R・TKOに下し、初陣を飾った。その後も負け知らずで石原戦から6連勝となり、今回のチャンスを掴んだ。前戦は昨年12月の『UFC 245』で、ユライア・フェイバー(アメリカ)に3R・KO勝ちしている。

 一方、かつてUFC世界フェザー級の絶対王者として君臨したアルドだが、現在2連敗中。前戦は昨年12月の『UFC 245』で、バンタム級転向初戦ながら同級1位マルロン・モラエス(ブラジル)と互角の勝負を展開し、判定1-2で惜しくも敗れている。

 1R、両者共に構えはオーソドックスで、序盤から鋭いパンチのコンビネーションで斬りつけ合う。ヤンが伸びのある右ストレートでアルドを仰け反らせれば、アルドも負けじと右カーフキックでヤンを吹っ飛ばす。終盤にはタックルをカットされたアルドがヤンに強烈なパンチを落とされ、両腕で頭を覆ってしまう場面も。

 2R、ヤンはサウスポーにスイッチし、右ジャブから左ストレート、右フックから左ハイへと繋げる。アルドは単発の左ジャブと右ストレートに右カーフキックを混ぜる攻めで応戦。パンチが空を切る場面が多くなってきたヤンに対し、アルドが左ジャブから右ボディストレート、右ミドル、右インローをバチバチを当て、勢いに乗る。

 3R、アルドの右ミドルをもらいながらも懸命に左の拳を振り抜くヤン。アルドは落ち着いて攻撃をかわしながら右ボディストレートを突き刺し、さらにパンチのコンビネーションの中で何度も左ボディを叩き込む。腹に効かされたヤンはアルドの右フックと膝蹴りも喰らい始める。しかしながらタフなヤンが振るうパンチの連打はまだまだ鋭く、至近距離からは肘打ちも狙う。

 4R、なおもアルドのボディ攻めが強烈だが、ヤンも右フックのカウンターを合わせにいく。アルドの一発に対し、ヤンはしっかり連打を返す。手数と圧力を落とさないヤンに対し、徐々に疲労の色が濃くなるアルド。ヤンは肘打ちとパンチのコンビネーションで、アルドにケージを背負わせる。

 5R、開始直後にヤンの鋭いワンツーがヒット。ケージ際まで弾き飛ばされたアルドは、ヤンの追撃を受けてダウンする。上から容赦無く強烈な鉄槌と肘打ちを落としまくるヤン。マットがみるみる赤く染まっていく。アルドは苦悶の表情でなんとか体勢を変えたり両腕でガードを試みるが、一方的に打ち込まれる状況が続き、最後はレフェリーストップとなった。

 ヤンが元フェザー級王者を完膚なきまでに打ちのめし、5R・TKO勝ちでUFC王座初戴冠を果たした。


Main Card
▼女子ストロー級 5分3R
×ジェシカ・アンドラージ(28=ブラジル/同級1位)
判定1-2 ※28-29、29-28、28-29
○ローズ・ナマユナス(アメリカ/同級2位)

 両者の対戦はこれが1年2カ月ぶり2度目。初対決は昨年5月の『UFC 237』で、UFC世界女子ストロー級タイトルマッチを争い、当時の王者だったナマユナスがアンドラージのスラムで2R・KO負けし、3度目の防衛戦でベルトを失うこととなった。

 新王者に輝いたアンドラージであったが、同年8月の『UFC Fight Night 157』で挑戦者ジャン・ウェイリー(中国)に1R・TKO負けし、初防衛戦で王座陥落。一方、ナマユナスはアンドラージに敗れた後は試合に出場していない。両者共に今大会が再起戦となる。

 1R、構えは両者共にオーソドックス。アンドラージは常に上体と頭を左右に振って動きを止めず、攻める時には持ち前の剛腕をフルスイングする。対するナマユナスは落ち着いて距離を取ってかわし、鋭い左ジャブと右ストレートをしっかり当てていく。ナマユナスの鋭い膝蹴りもアンドラージの組み際を脅かす。アンドラージの鼻からは出血が見られる。

 2R、ナマユナスは軽快なフットワークから左ジャブを当て、左ハイと飛び膝蹴りで強襲も狙う。アンドラージは序盤に左右ローを蹴る場面もあったが、やはりパンチ中心の攻め。アンドラージの強烈な左ボディと右フックでナマユナスの上体が大きく揺れる。終盤はアンドラージが被弾覚悟で間合いを潰し、パンチのラッシュを見せた。

 3R、パンチの打ち合いが激しさを増し、アンドラージの右アッパーがヒット。ナマユナスは大量の鼻血を流し始める。ナマユナスの左フックとアンドラージの右フックが相打ちに。そのまま組みの攻防に入った直後、アンドラージはナマユナスを豪快に投げるが、抑え込むことはできない。終盤にナマユナスもタックルでテイクダウンに成功。アンドラージはすぐに引っくり返して立ち上がった。

 終盤にかけては両者のビッグショットが続いたが、顔が腫れて血だるまになったのはナマユナスの方だ。アンドラージは逆転を狙ってパンチで押し込み続けたが反撃及ばす。ナマユナスが判定2-1でリベンジと再起を果たした。


Main Card
▼女子フライ級 5分3R
○アマンダ・ヒバス(26=ブラジル)
一本 1R 2分21秒 ※腕十字
×ペイジ・ヴァンザント(26=アメリカ)

 ヒバスは昨年のUFC初参戦からストロー級で3連勝(0KO・TKO/1SUB)をあげ、この試合がフライ級転向初戦となる。一方のヴァンザントはフライ級転向後、1勝1敗で迎える3戦目だ。UFC戦績は5勝3敗(2KO・TKO/2SUB)。

 1R、打撃の交錯から組みの攻防になる両者。ヒバスが首相撲の体勢に持ち込んで素早く膝蹴りを入れ、さらにもつれたところでヴァンザントを豪快に投げ飛ばす。そのまま袈裟固めの体勢になったヒバス。ヴァンザントは一気に脱出を試みるが、背後から絡みついてきたヒバスを振りほどくことができず。下になったヒバスは素早く腕十字をセットし、ヴァンザントをタップさせた。

 ヒバスがフライ級転向初戦を会心の一本勝ちで飾り、オクタゴン4連勝をマーク。一方、ヴァンザントは2連勝ならず、フライ級で2敗目を喫した。

 自らの快勝ぶりに上機嫌のヒバスはノリノリで勝利者インタビューに臨み、「できればでいいからもっとビッグファイトをお願い。ストロー級でランキングを上げたいけど、UFCが臨むならフライ級でも構わないわ」と、満面の笑みを見せた。


Prelims
▼ウェルター級 5分3R
×エリゼウ・ドス・サントス(ブラジル)
判定1-2 ※27-30、29-28、28-29
○ムスリム・サリコフ(ロシア)

Prelims
▼フェザー級 5分3R
○マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
一本 1R 3分15秒 ※アナコンダチョーク
×ダニー・ヘンリー(スコットランド)

Prelims
▼ライト級 5分3R
○レオナルド・サントス(ブラジル)
判定3-0 ※29-26、29-26、29-26
×ロマン・ボガトフ(ロシア)

Early Prelims
▼ヘビー級 5分3R
○マルチン・ティブラ(ポーランド)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
×アレクサンドル・ロマノフ(ロシア)

Early Prelims
129lb(58.51kg)契約 5分3R
○ハウリアン・パイバ(ブラジル)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-28
×ジャルガス・ジュマグロフ(カザフスタン)
※パイバがフライ級の規定体重125ポンド(56.7kg)をオーバー。試合は129ポンド(58.51kg)契約に変更して実施。

Early Prelims
▼141ポンド(63.96kg)契約 5分3R
○カロル・ロサ(ブラジル)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
×バネッサ・メロ(ブラジル)
※メロが女子バンタム級の規定体重135ポンド(61.24kg)をオーバー。試合は141ポンド(63.96kg)契約に変更して実施。

Early Prelims
▼バンタム級 5分3R 
×マーティン・デイ(アメリカ)
KO 3R 2分38秒
○デイビー・グラント(イングランド)