サイボーグが投稿した大胆ショットの一部。
来年1月25日のBellator初陣を前に、
決意の表れを感じさせた(@criscyborgより)

 Strikeforce、Invicta FC、そしてUFCで世界女子フェザー級の頂点に君臨したクリス・サイボーグ(34=ブラジル)が、新天地での大一番に向けて大胆アピール中だ。

 2019年11月19日(水・現地時間)サイボーグは自身のインスタグラムに写真を投稿(ページ下部に埋め込みあり)。そこにはトップレス状態で帽子とグローブらしきものだけを着用した妖艶な姿のサイボーグが、モノクロで映し出されていた。

 キャプションとして「あなたはとても美しい。今も昔もブラジルのあなたは何も変わらない。あなたは私の正真正銘、真の友。私を奮い立たせてくれる。(中略)私はあなたが1月にBellatorでデビューする時も側にいて、人生の新章を迎えたあなたを愛し、サポートするでしょう」との心温まる言葉も、英語とポルトガル語の両方で添えられている。

 このメッセージはサイボーグの親友であるラリッサ・レイス(40=ブラジル)が綴ったものだという。レイスはIFBB(国際ボディビルダーズ連盟)のプロ選手で、栄養士やパーソナルトレーナーとしても活躍中の著名人。サイボーグとも親交が深く、大一番を迎える友のために文章を寄せたようだ。

 その大一番とはサイボーグの来るべきBellatorデビュー戦のこと。2020年1月25日(土・同)アメリカ・カルフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催される『Bellator 238』で、サイボーグは初参戦ながらいきなりBellator世界女子フェザー級王者ジュリア・バッド(36=カナダ)にタイトルマッチで挑戦するのだ。

 これまでもサイボーグは節目節目で大胆な姿を披露しており、最近では7月の『UFC 240』の前。この大会は彼女にとってUFCラストマッチ(フェリシア・スペンサーに判定勝ち)となったが、大会前には水着下のみを身にまとった裸体のバックショットをインスタグラムに投稿していた。その水着下の背面には大会をPPV(ペイ・パー・ビュー)放送するESPN+のロゴが施されていたのだが、今回のトップレス写真もプロモーションの一貫としてのサービスショットということなのだろう。

UFCのベルトを巻いたサイボーグ
Photo(C)Jeff Bottari/UFC/Zuffa LLC via Getty Images

 サイボーグは2005年5月に母国ブラジルでプロデビュー。その試合で1R一本負けを喫しているが、その後は2018年12月の『UFC 232』でアマンダ・ヌネス(ブラジル)に1RKO負けするまで、20勝1ノーコンテストで13年間負けなしという記録を作っている。

 この間、2009年8月にStrikeforce(現在はUFCに統合)で、2013年7月にInvicta FCで、2017年7月にUFCで、世界女子フェザー級王座を獲得。現在までの通算戦績は21勝(17KO・TKO/0SUB)2敗1ノーコンテストで、その圧倒的な強さから“世界最恐女子”ファイターとして名を馳せた。

 サイボーグは来年1月25日にバッドを破れば、Strikeforce、Invicta FC、UFC、そしてBellatorも加えた4団体でベルトを巻くという、前人未到の快挙を果たすことになる。