計量をパスした魅津希(右)と対戦相手のレモス(左) Photos(C)Chris Unger/ Zuffa LLC/ UFC

 2020年8月22日(土・現地時間)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで無観客開催となる『UFC on ESPN 15』の前日計量が、21日(金・同)に行われた。

 全選手の計量結果は下部に記載の通り。UFCデビュー2連勝を目指すDEEP JEWELS ストロー級女王・魅津希(みずき、26)は、対戦相手のアマンダ・レモス(33=ブラジル)と共に規定体重をクリアーしている。

 魅津希は昨年8月の『UFC Fight Night 157』で、ウー・ヤナン(24=中国)に判定勝ちし、オクタゴン初戦を飾った。その後、今年3月にはテシア・トーレス(31=アメリカ)戦との試合が組まれるが、新型コロナウイルスの影響で大会が延期に。今回は1年ぶりの出場で、UFC戦績が1勝1敗(0KO・TKO/1SUB)のレモスを相手に2連勝を目指す。

 一方、今大会がUFCの4戦目となる予定であった佐藤天(さとう・たかし、30)は、計量をパスした後にドクターストップがかかり、欠場することになった。

 佐藤は自身のTwitterで、「明日の試合ですが、無事計量を終えてコンディションもバッチリでしたが計量後のドクターチェックで帯状疱疹の跡を指摘され、対戦相手に移る可能性が少しでもあるからとドクターの許可が下りずに試合がキャンセルになってしまいました」と、欠場の経緯を報告している。

 佐藤は前回の出場が今年6月の『UFC on ESPN 12』で、ジェイソン・ウィット(33=アメリカ)に1R48秒・KO勝ち。UFC戦績を2勝1敗(2KO・TKO/0SUB)とし、今大会ではダニエル・ロドリゲス(33=アメリカ)と対戦することになっていた。

 なお、ロドリゲスは同じく対戦相手が欠場となったドワイト・グラント(35=アメリカ)と拳を交えることになっている。グラントは当初、ケイレン・ボーン(32=同)との試合が組まれていた。

 他にも、初参戦のマーク・ストリーグル(32=フィリピン)も、事前の新型コロナウイルス検査で陽性となり欠場。代役としてトレビン・ジョーンズ(30=グアム)が急遽出場し、ティムール・バリエフ(30=ロシア)と対戦することが決まっている。

エドガー(右)はバンタム級転向初戦で同級5位ムニョス(左)と拳を交える

 大会のメインイベントは、ペドロ・ムニョス(33=アメリカ)とフランキー・エドガー(38=アメリカ)によるバンタム級ワンマッチ。

 エドガーは元UFC世界ライト級王者で、近年はフェザー級でタイトルマッチも経験しているが、今大会ではさらに階級を下げてバンタム級デビューとなる。

<計量結果>

Main Event
▼バンタム級 5分5R
ペドロ・ムニョス(アメリカ/同級5位)
→136ポンド/61.69kg
vs
フランキー・エドガー(アメリカ)
→135.5ポンド/61.46kg

※リミット135ポンド(61.24kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Co-Main Event
▼ライトヘビー級 5分3R
オヴィンス・サン・プルー(アメリカ)
→205.5ポンド/93.21kg
vs
アロンゾ・メニフィールド(アメリカ)
→204.5ポンド/92.76kg

※リミット205ポンド(92.99kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Main Card
▼ライトヘビー級 5分3R
マルチン・プラフニオ(ポーランド)
→205.5ポンド/93.21kg
vs
マイク・ロドリゲス(アメリカ)
→205.5ポンド/93.21kg

※リミット205ポンド(92.99kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Main Card
▼女子フライ級 5分3R
マリヤ・アガポバ(カザフスタン)
→125.5ポンド/56.93kg
vs
シャナ・ドブソン(アメリカ)
→126ポンド/57.15kg

※リミット125ポンド(56.7kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Main Card
▼ウェルター級 5分3R
ダニエル・ロドリゲス(アメリカ)
→170.5ポンド/77.34kg
vs
ドワイト・グラント(アメリカ)
→169.5ポンド/76.88kg

※リミット170ポンド(77.11kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Prelim
▼女子ストロー級 5分3R
アマンダ・レモス(ブラジル)
→115.5ポンド/52.39kg
vs
魅津希(日本)
→115.5ポンド/52.39kg

※リミット115ポンド(52.16kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Prelim
▼ライト級 5分3R
オースティン・ハバード(アメリカ)
→156ポンド/70.76kg
vs
ジョー・ソレッキ(アメリカ)
→155.5ポンド/70.53kg

※リミット155ポンド(70.31kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Prelim
▼ライトヘビー級 5分3R
アイザック・ビラヌエバ(アメリカ)
→205.5ポンド/93.21kg
vs
ジョーダン・ライト(アメリカ)
→200ポンド/90.72kg

※リミット115ポンド(52.16kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Prelim
▼ウェルター級 5分3R
カールトン・マイナス(アメリカ)
→170ポンド/77.11kg
vs
マシュー・セメルスバーガー(アメリカ)
→170.5ポンド/77.34kg

※リミット170ポンド(77.11kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Prelim
▼140ポンド(63.5kg)契約 5分3R
ティムール・バリエフ(ロシア)
→140ポンド/63.5kg)
vs
トレビン・ジョーンズ(グアム)
→139.5ポンド/63.28kg