『UFC Fight Night 168』のメインイベントでフッカー(右)とのライト級ランカー対決に敗れたフェルダー(左)は引退を示唆した Photos(C)Jeff Bottari/ Zuffa LLC/ UFC 

 2020年2月23日(日・現地時間)『UFC Fight Night 168』がニュージーランド・オークランドのスパーク・アリーナで開催されました。以下、試合レポート・結果です。

Main Event
▼ライト級 5分5R
×ポール・フェルダー(34=アメリカ/同級6位)
判定1-2 ※48-47、47-48、47-48
○ダン・フッカー(30=ニュージーランド/同級7位)

フェルダー(右)の構える両手の間を左の拳で正確に貫くフッカー(左)

 フェルダーはUFCで9勝4敗(4KO・TKO/1SUB)の実力者。2018年7月の『UFC 226』でマイク・ペリー(アメリカ)に判定負けし、連勝が3で途絶えたが、昨年2月の『UFC on ESPN 1』でジェームズ・ヴィック(アメリカ)に判定勝ちすると、続く昨年9月の『UFC 242』でもエドソン・バルボーザ(ブラジル)に判定勝ちし、復活を果たしている。

 対するフッカーもUFCで9勝4敗(6KO・TKO/2SUB)の成績。4連勝で臨んだ2018年12月の『UFC on Fox 31』ではバルボーザに3RTKO負けしたが、昨年7月の『UFC on ESPN 4』でヴィックに1RKO勝ちすると、続く昨年10月の『UFC 243』でもアル・アイアキンタ(アメリカ)に判定勝ちし、フェルダーと同じく再び連勝街道に戻っている。

 試合前、フェルダーが両拳でグローブタッチの意志を示すも、フッカーはこれを拒否。会場が大きく沸いたところで開戦となった。

 1R、構えは両者共にオーソドックス。フッカーが右方向へサークリングしながら左ジャブと右カーフキックを巧く当てていく。フェルダーの左右フックとワンツーは空振り続き。終盤にフッカーは前蹴りを出そうとしたところで、フェルダーの左ローに軸足を刈られて転倒するが、すぐに立ち上がって組みも捌き、形勢を元に戻す。フェルダーは右目が腫れてほぼ塞がった状態だ。

 2R、フッカーはストレート系のパンチを単発と連射で打ち分け、特に左ジャブのタイミングが読みづらく、フェルダーの構えの間を突く。時おりサウスポーにスイッチして左ミドルも蹴るフッカー。フェルダーは劣勢が続いていたが、終盤に右カーフ、中段後ろ回し蹴り、バックハンドブローを連続で返すと、これでスイッチが入ったか、フッカーの膝蹴りを潰して左ストレートと右フックも当てるなど意地の反撃を見せる。

 3R、フッカーはなおもサークリングの動きから時おり足を止めて左ジャブと右カーフ。フェルダーの拳も届くようになり、左ジャブ、左フック、右ストレート、右アッパーなどがフッカーの顔面をとらえる。フェルダーの右カーフも徐々にフッカーの悩みの種に。しかし、顔からの流血の量もあって、ダメージはフェルダーの方が大きい印象だ。

 4R、フェルダーが右カーフと左インローを蹴り、たまらず前に出てきたフッカーを左右エルボーで迎撃。ここはかわすフッカーだが、直後にフェルダーの左ジャブで鼻っ柱を突かれる。フェルダーはフッカーの右カーフに左ジャブを合わせ、離れ際もワンツーで狙う。ビッグショットを許したフッカーはほどなくして組みつくが、展開は作れない。ケージに押し込まれたフェルダーが、声を張り上げながらエルボーを振るう。

 5R、戦法は変わらず。フッカーがサークリングしながら左ジャブと右カーフ、フェルダーが行く手を阻みながら左インローとワンツー。フッカーは組みついてフェルダーの背後に回り込むと、しばしこの状態をキープしてから離れる。近めの間合いで打ち合いになる時もあるが、フッカーは危険を察知すると早めに圏外へ。試合が大きく動いたのは残り時間1分に迫った頃。拳を振るって前がかりになったフェルダーに対し、ついにフッカーのタックルが決まる。場内は大歓声だ。フッカーに背中を許したフェルダーも最後には立ち上がって試合終了を迎えた。

 激闘を繰り広げた両者に訪れる判定の時。軍配はスプリットでフッカーに上がった。

 勝利の瞬間、フッカーはその場に崩れ落ちて頭を抱え込む。一方、ペンダントを額に当てながら祈るようにしてコールを待っていたフェルダーは、敗戦が決まると少し頷き、何とも言えない悲しげな表情を浮べた。

 観客からスタンディングオベーションが送られる中、フェルダーは「接戦であったことは分かっている。彼を痛めつけていたが、テイクダウンされてしまった。彼は賢く闘ったと思う」と試合を振り返り、「これでおしまいにするかもしれない。4歳の子どもが家で寂しがるんだ」と涙に声を詰まらせながら引退を示唆。

 フッカーからのハグを受けたフェルダーは、「ありがとう。ダン、おめでとう。ニュージーランドでこうなることは分かっていたんだ。ダンのような才能あるヤツを怒らせたら、きっちりその分を返される。兄弟よ、楽しい5Rだった。まだ分からないが、家に帰ってから家族と話し合う。このクソ野郎とオクタゴンで25分間過ごせて光栄だった」と勝者に向けて漢気のある言葉を贈った。

 これを受けて、フッカーは「タフな厄介者だ。こっちも楽しめたよ、ありがとう」と返答。また、次なる標的について聞かれると、「総集編に残る試合をやりたい。次はジャスティン・ゲイジーだ。やろうぜ」と、ライト級4位の強敵ゲイジー(31=アメリカ)に対戦を呼びかけた。


Co-Main Event
▼ライトヘビー級 5分3R
○ジム・クルート(23=オーストラリア)
一本 1R 3分29秒 ※キムラロック
×ミハル・オレクシェイチュク(25=ポーランド)

アームロックを極めるクルート(上)

 クルートは2018年7月の『Dana White’s Tuesday Night Contender Series – Season 2, Episode 6』で1RTKO勝ちし、UFCと契約。オクタゴンデビュー2連勝の好スタートを切ったが、昨年9月の『UFC Fight Night 158』でミシャ・サークノフ(ラトビア)に1R一本負けし、キャリア11戦目で初黒星となった。通算戦績を10勝1敗(4KO・TKO/3SUB)とし、今大会で再起を図る。

 対するオレクシェイチュクは2017年12月の『UFC 219』でオクタゴンデビューを果たし、カリル・ラウントリーJr.(アメリカ)に判定勝ちしていたが、試合後に薬物検査で陽性だったことが明らかとなり、結果はノーコンテストに変更。1年の出場停止処分を受けていた。復帰後はいきなりの2試合連続の1RKO・TKO勝ち。昨年9月の『UFC Fight Night 160』でオヴィンス・サン・プルー(同)に2R一本負けし、今回の試合は再起戦だ。通算戦績は14勝3敗1ノーコンテスト(10KO・TKO/1SUB)。

 クルートのセコンドには同郷の先輩2人、元K-1ファイターのサム・グレコと五輪柔道家にして元UFCファイターのダニエル・ケリーが就く。

 1R、クルートがオレクシェイチュクの左フックをかわしてタックル。四つん這いになりながらケージ際まで移動しようとするオレクシェイチュクに対し、クルートは抱え上げて中央に戻すことを繰り返す。オレクシェイチュクは2分半が経過したところでようやく胸を合わせ、クルートの粘りから解き放たれる。

 しかし、これも束の間。オレクシェイチュクは再びクルートのタックルの餌食に。今度はクルートが難なくマウントを取り、サイドに移行してキムラをセット。腕を捻じ曲げられたオレクシェイチュクはあえなくタップとなった。

 クルートが会心の一本勝ち。再起を飾ったクルートは「もう1試合してからミシャと再戦したい。彼の前に誰と戦うことになろうが受けて立つ」と、リベンジマッチをアピールした。


Main Card
▼女子ストロー級 5分3R
×カロリーナ・コバルケビッチ(34=ポーランド/同級14位)
判定0-3 ※26-30、26-30、26-30
○ヤン・シャオナン(30=中国)

 コバルケビッチは2016年11月の『UFC 205』でUFC世界女子ストロー級タイトルマッチを経験している実力者(試合は当時の王者ヨアンナ・イェンドジェイチェクに判定負け)。UFCでは5勝5敗の成績だが、現在3連敗中と苦境に立たされている。通算戦績は12勝5敗(1KO・TKO/2SUB)。

 対するシャオナンはUFCデビュー4連勝中。2018年の『UFC Fight Night 141』で近藤朱里に判定勝ちし、続く昨年11月の『UFC 238』では元Invicta FC世界ストロー級王者アンジェラ・ヒル(アメリカ)にも判定勝ちしている。通算戦績は11勝1敗(5KO・TKO/0SUB)。

 試合前、コバルケビッチはなぜか涙を浮かべながら入場した。

 1R、シャオナンは声を張り上げながら持ち前の剛拳を振るい、組んできたコバルケビッチを投げでテイクダウン。シャオナンは強烈な鉄槌を落とし、コバルケビッチの立ち際に腹を踏みつけるような前蹴りもぶち込む。コバルケビッチは右目を痛めたか、しきりに手で触る。

 2R、コバルケビッチはドクターチェックを受けて試合に臨むが、右手のガードはさらに上げて目を覆うような状態。シャオナンは容赦無くパンチをまとめ、組んでしのごうとするコバルケビッチを豪快にリフトして投げ飛ばす。シャオナンはテイクダウンしてもグラウンド勝負にはいかない。

 3R、バックハンドブローを狙うコバルケビッチ。シャオナンはすかさずパンチを連打して距離を潰し、コバルケビッチの顔面に強烈な左の上段横蹴りも叩き込む。直後にコバルケビッチを組み伏せるシャオナン。コバルケビッチは懸命に足関節技を仕掛けるも打開ならず。シャオナンがゴツゴツと拳を落とす状況が続いた。

 シャオナンが元タイトルコンテンダー相手に大差の判定勝ち。UFCデビュー5連勝となったシャオナンは、「強敵との対戦であることは分かっていたし、最終的には自分が勝利を掴んだ。謝謝!中国パワー!」と叫んだ。


Prelim
▼女子ストロー級 5分3R
×ロマ・ルックブーンミー(24=タイ)
判定0-3 ※27-30、28-29、28-29
○アンジェラ・ヒル(35=アメリカ)

 ルックブーンミーはUFC初のタイ人選手。バックボーンのムエタイでは強豪として活躍し、2012年12月には16歳の若さで神村エリカとWPMFムエタイ世界女子ミニフライ級王座決定戦を争った経験も持つ(ルックブーンミーがKO負け)。昨年1月の『Invicta FC 27』で総合格闘家としてプロデビュー。その9カ月後の『UFC Fight Night 162』でオクタゴン初参戦を果たし、アレクサンドラ・アルブ(モルドバ)に判定勝ちしている。通算戦績は4勝1敗(1KO・TKO/0SUB)。

 対するヒルはUFCから一度リリースされたが、その後、Invicta FC世界ストロー級王座を獲得し、再びオクタゴンへとカムバックを果たした選手。ルックブーンミーと同じく、ムエタイとキックボクシングをバックボーンに持つ。通算戦績は11勝7敗(5KO・TKO/0SUB)。UFCでは6勝7敗の成績を収めており(復帰後は5勝5敗)、現在2連勝中だ。 

 1R、構えは両者共にオーソドックス。前後へ小刻みにステップしながらジリジリと間合いを縮めるヒルに対し、ルックブーンミーが左右の前蹴りを飛ばす。ヒルは構わず前進し、機を見て右ストレート、左フック、左ジャブを当てていく。ルックブーンミーはクリンチからの離れ際に右ミドルを返したが、パンチを打つ時にはカウンターを合わされたり、かわされたりする場面も多い。終盤にヒルがルックブーンミーをケージへと押し込み、片膝を上げたところでテイクダウンした。

 2R、ルックブーンミーが両足をその場で入れ替えるフェイントから強烈な右ミドル。パンチの交錯から組みの攻防になると、ヒルが再び片膝を掴んでテイクダウンを試みるが、今度はルックブーンミーが防ぎ切る。中盤にはルックブーンミーが足を刈ってテイクダウンに成功。しかし、ヒルもすぐに下から三角絞めを仕掛ける。これを防いで立ち上がるルックブーンミー。終盤にヒルがルックブーンミーの絶妙な前蹴りでよろめく場面もあった。

 3R、序盤の打ち合いでヒルが左ジャブと左フック、ルックブーンミーが右ストレートと顔面前蹴りをそれぞれぶつけ合う。パンチの手数を増やすルックブーンミー。ヒルはバックステップを駆使し、ルックブーンミーの射程距離の外に出る。たびたび訪れるクリンチの攻防では、ヒルがルックブーンミーをケージに押し込み、肘をクリーンヒットさせることもあった。

 試合はこのまま終了。暗い表情のルックブーンミーに対し、勝利を確信した様子のヒルは腕立て伏せして見せる。結果はこのリアクション通り、判定3-0でヒルが勝利。ルックブーンミーはオクタゴン初黒星となった。

 ヒルは「彼女(ルックブーンミー)のテイクダウンディフェンスが固かった。レスリングのトレーニングを積んできたけれども、相手がタフだった。自分もムエタイがバックグラウンドだから、彼女と対峙した時にムエタイマッチのような気分だった」と試合を振り返りながら手を合わせて見せ、「もっと勝利を、もっとお金を、この調子でどんどんいきたい(笑)。また呼んでね。準備はできてるから」と笑顔を浮べた。

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Main Card
▼ヘビー級 5分3R
×ベン・ソソリ(30=ニュージーランド)
TKO 1R 1分28秒
○マルコス・ホジェリオ・デ・リマ(34=ブラジル)

 ソソリは昨年8月の『Dana White’s Contender Series – Season 3, Episode 10』に続き、昨年10月の『UFC on ESPN 6』もノーコンテスト。10月の試合では当初、判定負けとされていたが、対戦相手のグレッグ・ハーディ(アメリカ)が試合中に吸引機を使用したことが明らかとなったため、結果が変更されている。

 対するデ・リマのオクタゴン初参戦は2014年5月の『The Ultimate Fighter Brazil 3 Finale』。デビュー2連勝の好スタートを切り、その後も勝ち負けを繰り返しながらUFCで5勝4敗の成績をあげている。前回の試合は昨年2月の『UFC Fight Night 145』まで遡り、ステファン・ストルーフェ(オランダ)に2R一本負け。今大会で1年ぶりの再起戦に臨む。

 1R、いきなりデ・リマの右ハイと左フックのコンボに襲われるソソリ。デ・リマは右インローを蹴り、間髪を容れず左右フックを連打する。ソソリは頭を下げながら組みつこうとするも、ことごとくデ・リマの強打を被弾。最後もこのパターンでソソリが力尽きた。

 ヘビー級らしい豪快決着。デ・リマが1年ぶりの再起戦を1RTKO勝ちで飾った。


Main Card
▼ライト級 5分3R
○ブラッド・リデル(28=ニュージーランド)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
×マゴメド・ムスタファエフ(31=ロシア)

 リデルは昨年10月の『UFC 243』でオクタゴン初参戦を果たし、ジェイミー・ムラーキー(オーストラリア)に判定勝ち。他団体時代から続く連勝を4とし、今大会で母国凱旋試合に臨む。

 ムスタファエフはUFCで3勝1敗の成績。2016年11月の『UFC Fight Night 99』でケヴィン・リー(アメリカ)に2R一本負けしたのが唯一の黒星だ。その後、2年半ほどのブランクを経て、昨年4月の『UFC Fight Night 149』で復帰し、ラファエル・フィジエフ(キルギスタン)に1RTKO勝ちしている。 

 1R、前半にムスタファエフはリデルの右フックを喰らってダウンするが、すぐに足関節技を仕掛けてしのぐと、後半は背後から組み伏せるなどして挽回。2R、今度も前半はリデルが左ジャブからの左右フックを狙いつつ、左右カーフキックで削るなどし、後半はムスタファエフが組みからのテイクダウンで反撃に転じる。

 勝負の3R。序盤に上段後ろ回し蹴りを空振りして転倒したムスタファエフに対し、リデルが拳を振り落とす。リデルが左右フックでたたみかけると、ケージを背負ったムスタファエフが飛び膝。続く組みの攻防では互いに顔面から出血する中、リデルがテイクダウン後にパウンドやアームロックで攻め、攻勢を印象づけた。

 結果は判定2-1でリデルに軍配。リデルが地元でタフマッチを制し、オクタゴン2連勝となった。


Prelim
▼フライ級 5分3R
○カイ・カラ・フランス(26=ニュージーランド/同級8位)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
×タイソン・ナム(36=アメリカ)

 カラ・フランスは昨年12月の『UFC 245』でブランドン・モレノ(メキシコ)に判定負けし、オクタゴン4戦目にして初黒星。これは2016年12月にRIZINのリングで和田竜光に判定負けして以来の黒星でもある。和田戦からモレノ戦までは8連勝していた。 通算戦績は20勝8敗(9KO・TKO/3SUB)。

 対するナムは昨年9月の『UFC Fight Night 159』でオクタゴンデビューを果たしたが、セルジオ・ペティス(アメリカ)に判定負け。今大会で再起と共に初勝利を目指す。通算戦績は20勝8敗(9KO・TKO/3SUB)。

 地元選手のカラ・フランスに大声援が送られたところで開戦した。

 1R、構えは両者共にオーソドックス。カラ・フランスが縦横無尽に動き回りながら左ジャブ、左ミドル、左インローを当て、機を見て右の拳をナムの顔面と腹にぶつける。しかし終盤にナムがカラ・フランスの右フックに左フックのカウンターを合わせ、ダメージを与えることに成功。カラ・フランスは鼻血を流して後退する。

 2R、鼻血が止まらないカラ・フランスだが、打撃を振るいながら前に出るなど動きはアグレッシブで、派手なセンチャイキックも繰り出す。2分に迫ったところではカラ・フランスの止まらぬパンチのコンビネーションに会場が沸く。

 だが、ナムもパンチで押し返すようになり、ダブルの左ジャブから右フック、右アッパー、右ボディーへと繋ぐ。カラ・フランスはケージ際から左右フックとエルボーのカウンターで応戦。互いに有効打はあるが、ダメージを受けているはカラ・フランスという印象だ。カラ・フランスはホーンが鳴った直後に首を傾げる。

 3R、再び足を使って動き回るようになったカラ・フランスは、左ジャブの連打が当たり始め、右ストレートでナムに後退を強いる場面も。カラ・フランスの強烈な右カーフキックが炸裂すると観客が沸く。終盤にはカラ・フランスが片足タックルでナムを足元から跳ね上げ、落下したところで右の拳も振るう。ナムもしぶとく組みつき、背後に回り込んでカラ・フランスに膝を着かせるなど食い下がった。

 結果はカラ・フランスが判定3-0で勝利。国旗を羽織って勝利者インタビューに臨んだカラ・フランスは、「10歳でMMAを始め、このスパーク・アリーナでUFCに出場するのが俺の夢だった。ようやくそれを叶えることができて、最高の気分だ」とこみ上げる涙をこらえながら話した。また、今後については階級を上げたいとも話している。


Prelim
▼フェザー級 5分3R
×ケビン・アギラー(アメリカ)
TKO 1R 3分21秒
○ズバイラ・ツフゴフ(ロシア)

Prelim
▼ライト級 5分3R
○ジェイリン・ターナー(アメリカ)
TKO 2R 3分01秒
×ジョシュア・クリバオ(オーストラリア)

Prelim
▼ウェルター級 5分3R
○ジェイク・マシューズ(オーストラリア)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-28
×エミル・ミーク(ノルウェー)

Prelim
▼ウェルター級 5分3R
×キャラン・ポッター(オーストラリア)
KO 1R 2分20秒
○ソン・ケナン(中国)

Prelim
▼女子フライ級 5分3R
○プリシラ・カショエイラ(ブラジル)
KO 1R 40秒
×シャナ・ドブソン(アメリカ)