マスク着用で計量に臨んだチャンドラー(左)とヘンダーソン(右)。後は試合開始のゴングを待つのみだ Photos(C)Bellator MMA

 2020年8月7日(金・現地時間)にアメリカ・コネチカット州アンカスヴィルで開催される『Bellator 243』の前日計量が、6日(木・同)に行われた。

 全選手の計量結果は下部に記載。プレリミナリーバウトの150ポンド(68.04kg)契約で、アダム・ボリッチ(27=ハンガリー)と対戦するマイク・ヘメル(27=アメリカ)のみが体重超過となった。

 ヘメルは大会間近で欠場となったデレク・カンポス(32=アメリカ)に代わっての参戦。ボリッチとは最終計量値の154.6ポンド(70.13kg)で対戦することになるようだ。

 今大会のメインイベントはライト級ワンマッチで、同階級の元Bellator MMA世界王者マイケル・チャンドラー(34=アメリカ)と元UFC世界王者ベンソン・ヘンダーソン(36=同)が、3年9カ月ぶりの再戦に臨む。

初対決の舞台は2016年11月の『Bellator 165』。当時Bellator MMA世界ライト級王者だったチャンドラー(右)がヘンダーソン(左)をスプリット判定で下し、初防衛成功となった

 初対決は2016年11月の『Bellator 165』で、5分5RのBellator MMA世界ライト級タイトルマッチとして行われ、両者譲らずの激闘を繰り広げたが、結果はスプリット判定で当時王者だったチャンドラーに軍配が上がり、初防衛成功となった。

 その後もファンからは再戦が待ち望まれ、昨年末の『Bellator JAPAN』(Bellator 237)で満を持して両者の一戦が組まれることが一度は決まるも、ヘンダーソンの負傷欠場により対戦は実現せず。

 さらに今年6月、アメリカ・イリノイ州シカゴで開催予定だった『Bellator 244』において、改めて組まれることになっていたが、今度は新型コロナウイルスの流行により、大会自体が中止に。今回、二度に渡る延期を経て、ついに試合が実現することになった。再戦の行方やいかに。

 そして、今大会唯一となる女子の試合がプレリミナリーバウトで組まれており、期待の若手ヴァレリー・ルレーダ(22=アメリカ)が登場。女子フライ級ワンマッチで、タラ・グラフ(34=同)と対戦する。

1年ぶりの参戦となる期待の若手ルレーダ(左)。対戦相手のグラフと共に計量をパスし、しっかりとポージングもキメた

 ルレーダはBellatorでプロキャリアをスタートさせ、現在までの通算戦績は2戦全勝(1KO・TKO/0SUB)。テコンドーで鍛えた蹴り技とフットワークを持ち味としている。前戦は昨年7月の『Bellator 222』で、ラーキン・ダッシュ(23=アメリカ)に判定勝ちだった。今回は1年ぶりの参戦となる。

 対するグラフはKOTC(King of the Cage)でプロキャリアをスタートさせ、現在までの通算戦績は1勝1敗(1KO・TKO/0SUB)。前戦は2018年11月の『KOTC: In The Mix』まで遡り、アリベス・ロール・ミリロン(30=アメリカ)に3R・TKO負けだった。今回は1年10カ月ぶりの復帰戦にしてBellator初陣となる。

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<計量結果>

Main Event
▼ライト級 5分3R
マイケル・チャンドラー(アメリカ)
155.9ポンド/70.72kg
vs
ベンソン・ヘンダーソン(アメリカ)
155.6ポンド/70.58kg

※リミット155ポンド(70.31kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Co-Main Event
▼ヘビー級 5分3R
マット・ミトリオン(アメリカ)
262.6ポンド/119.11kg
vs
ティモシー・ジョンソン(アメリカ)
263.2ポンド/119.39kg


※リミット265ポンド(120.2kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Main Card Bout
▼ライト級 5分3R
マイルズ・ジュリー(アメリカ)
155.6ポンド/70.58kg
vs
ジョージ・カラカニヤン(ロシア)
155.5ポンド/70.53kg

※リミット155ポンド(70.31kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Main Card Bout
▼175ポンド(79.38kg)契約
サバ・ホマシ(アメリカ)
175ポンド/79.38kg
vs
カーティス・ミレンダー(アメリカ)
174ポンド/78.93kg

※リミット175ポンド(79.38kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Preliminary Bout
▼150ポンド(68.04kg)契約 5分3R
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
150.2ポンド/68.13kg
vs
マイク・ヘメル(アメリカ)
154.6ポンド/70.13kg ※体重超過

※リミット150ポンド(68.04kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Preliminary Bout
フェザー級 5分3R
クリス・レンシオーニ(アメリカ)
145.8ポンド/66.13kg
vs
AJ・アガザーム(アメリカ)
145.3ポンド/65.91kg

※リミット145ポンド(65.77kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Preliminary Bout
▼女子フライ級 5分3R
ヴァレリー・ロウレーダ(アメリカ)
125.3ポンド/56.84kg
vs
タラ・グラフ(アメリカ)
125ポンド/56.7kg

※リミット125ポンド(56.7kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Preliminary Bout
▼ライトヘビー級 5分3R
グラント・ニール(アメリカ)
204.7ポンド/92.85kg
vs
ハムザ・サリーム(アメリカ)
205.1ポンド/93.03kg

※リミット205ポンド(92.99kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Preliminary Bout
▼ライト級 5分3R
ナイノア・ダン(アメリカ)
155.1ポンド/70.35kg
vs
チャーリー・キャンベル(アメリカ)
155.8/70.67kg

※リミット155ポンド(70.31kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。

Preliminary Bout
▼ミドル級 5分3R
ダルトン・ロスタ(アメリカ)
185.7ポンド/84.23kg
vs
マーク・ガードナー(アメリカ)
184.8ポンド/83.82kg

※リミット185ポンド(83.91kg)。ワンマッチは1ポンド(450g)まで超過が認められる。