現地時間11月7日に一般非公開での開催となる『GLORY 76』。バダvsアデグバイ、ドゥンベvsグローエンハートのカードが決まった Photo(C)GLORY

 GLORYが10月に有観客で予定していた2days大会をキャンセルし、11月に改めて無観客で大会を開催すると発表した。

 当初の予定では、オランダ・南ホラント州カトウェイクのイベント施設「Haanger 2」を会場に、現地時間2020年10月2日(金)に『GLORY 76』、翌3日(土)に『GLORY 77』を、観客数上限200人で開催することになっていたが、続く新型コロナウイルス感染症への懸念から、今回の変更に至ったとのことだ。

 改めて現地時間11月7日(土)に、オランダ国内のスタジオを使用して、『GLORY 76』を一般非公開で開催することになった。

 GLORYファンには朗報も。対戦カードも併せて発表され、6月から延期となっていたバダ・ハリ(35=オランダ/同級3位)vsベンジャミン・アデグバイ(35=ルーマニア/同級2位)のビッグカードが、メインイベントで実現することになった。

 この一戦は、ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン(31=オランダ)への挑戦権を懸けて行われるようだ。

 バダは昨年12月の『GLORY: COLLISION 2』でリコの王座に挑戦し、2度のダウンを奪いながらも自らの負傷により3R・TKO負け。リコへのリベンジに向けて、強敵アデグバイ相手に再起戦となる。

 また、コーメインイベントは、こちらも延期が続いていた正規王者セドリック・ドゥンベ(28=フランス)vs暫定王者マーセル・グローエンハート(33=オランダ/同級1位)のウェルター級王座統一戦に。両者は過去1勝1敗で、これが3年越しの決着戦となる。

 GLORYは2月29日(土・同)に同国ユトレヒトで『GLORY 75: Utrecht』を開催して以降、新型コロナウイルスの世界的流行により、3月にベルギー・アントワープ、5月にアメリカ・フロリダ州マイアミ、そして6月にオランダ・南ホランド州ロッテルダムで予定されていた3大会を延期。

 この間には運営会社のGLORY Sports Internationalが経営破綻した可能性を伝える海外メディアの報道もあったが、8月に新体制で活動を再開することを発表している。

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<決定カード>

Main Event
▼ヘビー級タイトルコンテンダーマッチ
ベンジャミン・アデグバイ(ルーマニア/同級2位)
vs
バダ・ハリ(オランダ/同級3位)

Co-Main Event
▼ウェルター級王座統一戦
セドリック・ドゥンベ(フランス/正規王者)
vs
マーセル・グローエンハート(オランダ/同級1位/暫定王者)